一高門札紛失事件~昭和25年3月24日~月齢6
「一高門札紛失」なる事件があったという。さる記念同志会の会報に寄せられた報文から、ちょっと長いが抄録しておこう: ≪何分にもこの事件は、...
View Article日最低気温特異日~三月下旬~氷点下
≪一高門札紛失事件≫の絡みで過去の気象データを見ていたら、面白い傾向が目についた、と思った。近年の傾向で、3月下旬の半ばごろに気温の谷が見られるのだ。気象庁のデータから抜き出した日平均気温の表で背景を黄色に塗った年がこれに該当する: 3月...
View Articleアロマの香り~変な日本語?~変な英語?
日本経済新聞を読んでいて、アレ、目が止まった。その記事の情報をウェブサイトからコピペ: ≪東急、駅でアロマの香り(日本経済新聞)| めざましテレビアクア東急、駅でアロマの香りめざましテレビアクア(フジテレビ)2016/01/28(木)04:25で紹介された「東急、駅でアロマの香り(日本経済新聞)」についての情報です。 ~ ≫ ≪アロマの香り≫とは何だ。≪香りの香り≫か。...
View Articleクレメンタイン~万次郎~二十年ズレ
旧臘の投稿でも触れたが(2015/12/5(土))、“万次郎は、フォーティナイナーにはなったが、「愛しのクレメンタイン Oh My Darling Clementine」を聞く前に西部を離れたのだろうか”の疑問は、とうとう6年目の半ばを迎えた。 改めて≪Clementine≫の歌についてお浚いをしたところ、万次郎の、と言うか Gold Rush...
View Article沿海域戦闘艦(LCS)~Littoral vs Literal~英語のお勉強
生れるのが数年早ければ筋金入りの軍国少年になっていたこと請け合いの元科学少年たる身、科学技術関連の軍事情報には敏感に反応する。今日目に付いたのは: ≪新型駆逐艦の全隻が航行で出力喪失 英海軍、対策に躍起 CNN.co.jp 1月31日(日)16時47分配信...
View Article難解日本語~羽田新線~路線バス待望
羽田空港へのアクセスは、都営地下鉄線と京急線の直通運転で随分便利になった。乗換は2,3回、時には4回、必要だが、それくらいは我慢しなければ。 人の欲望は際限無く、更に便利にして欲しい、したい、と新たな建設計画が持ち上がる。それは結構なことと当方も関心を抱いて居るところ、今日のニュースが:≪ 800m結ぶ「蒲蒲線」への期待 2016年2月2日(火)...
View Article豊かな日本語~無理な衝突~的確な読解
ニュースの見出しは簡にして要を得なければならない。読む方にも豊かな想像力が期待される。かくて、新聞の見出しを通覧するだけで世の中の動きを概略把握することもできる。 と思っているのだが、こんな微妙な見出しに出会った: ≪飲酒や「無理な衝突」に厳しい目≫ 自動車の運転に関する記事であると思われる。とすると、“飲酒”に厳しい目が向けられるのは当然であり、全く疑問は無い。...
View Articleドクター・ヘリ~Doctor Helicopter~Air Ambulance
ドクター・ヘリが普及しつつある。和製英語らしい響きが明らかだが、堂々 Doctor Heli の看板を出す病院もある。辞書にも<和> の断り付きながらDoctorHelicopter として採録されている。英語では Air Ambulance と言うのだそうだ。 そのドクター・ヘリ関係のサイトを見ると: ≪Law to PrimoteSpecified Nonorofit...
View Article健康志向~サイエンスカフェ~二重バランス
科学趣味から先に申し込んでおいた講話を聴いて来た。 第17回サイエンスカフェ 2016年2月5日(金)、14:00-15:30「一緒に考えよう!食事と健康と寿命」 小城勝相教授(放送大学)東京大学農学部キャンパス・フードサイエンス棟「カフェアグリ101」 無料 *ただし、飲み物(300円程度)は各自ご購入いただきます。主催:東京大学大学院農学生命科学研究科 食の安全研究センター...
View Articleホワット・イフ?~日没せざる大英帝国~光くしゃみ反射
図書館に借用を申し込んで半年待って漸く順番の回ってきた評判の本を、返却期限の今日、読み終えた: ランドール・マンロー(原著者)「ホワット・イフ?」(早川書房2015/6/24) 原題 WHAT IF?: SeriousScientific Answers to Absurd...
View Article忠犬ハチ公~上野英三郎博士~再会前史
春弥生の2回の本番のプログラムに唱歌「忠犬ハチ公」(小野進/小田島次郎)を予定している。地元東大農学部の構内に≪ハチ公と上野英三郎博士像≫が1年前に建てられ、新名所になっていることと(東大ハチ公物語)、ハチ公の祥月命日が3月8日で本番のすぐ後であるという話題性から取り上げるものである。...
View Article宇宙空間~膨張宇宙~反証可能性
一応社会に交わって生きているので、偶には時事問題に口を挟んでみたい。まさに好みの話題が目の前にある――長距離弾道ミサイル。北朝鮮が衛星打ち上げと称するが、仮想敵国扱いで弾道ミサイルとしか呼んで貰えない、というのも意地の張り合いじみて滑稽な図だ。 ミサイルだと言われながらも、“宇宙空間に達したようだ”と言われ、つまり、人工衛星を軌道に入れたことを事実上認められている。...
View Article昼時コンサート~カワヅザクラ~ニワウメ
副都心のランチタイムコンサートを聴いてきた:第405回 花のささやき水のせせらぎ~Nature concert2016~鈴木麻里子(ソプラノ)/大嶋瞳(メゾソプラノ)/田中悠一郎(ピアノ)Aプログラム12:05~1 花 武島羽衣/瀧廉太郎 [二重唱]2 からたちの花 北原白秋/山田耕筰 [鈴木]3 宵待草 竹久夢二/多忠亮 [大嶋]4 菫 A.モレッリ/A.スカルラッティ [大嶋]5...
View Article当局の経済介入~マイナス金利~公的株式投資
朝鮮半島の慌ただしい情勢も、世界経済の荒っぽい動きで掻き消されそうな雰囲気だ。我が身辺には小遣い稼ぎの積りで株投資する人種もおり、話題にしたくない様子だ。株価の下落に直接的脅威を感じない当管理人だが、ニュースの見出しなどから、いろいろと感じるところが有る。...
View Article昼時コンサート~ソプラノ大網かおり~私はティタニア
科学界は重力波の検出に成功のニュースで興奮しており、経済界は株価下落の連鎖反応におののき、エンタメ界は似非イクメン議員の辞職に喝采し、と話題潤沢な瞬間を迎えているが、それらのいずれにも無縁の当方は、またまた昼時コンサートにささやかな幸せを見出している。...
View Articleアリスのキャンディ~増え続ける?~残らない?
このところ集中的に≪無限≫、≪無限小≫、≪無限大≫をテーマにした通俗書を読んでいる。内容的には、オーソドックスな数学的手法の解説であり、それらの歴史的展開の物語である。中に、些か腑に落ちないお話も見受けられる。 例えば、金重明/著「13歳の娘に語るアルキメデスの無限小」(岩波書店...
View Article英語実習~congratulate on~関係詞
重力波の検出がどれほど有意義なのか理解できない素人ながら、好奇心を満たすよすがにと、関連記事を流し見ていたら、次のような英文コメントがあった:——- (English) ——- Feb. 12th, 2016Message from KAGRA on the discovery of GravitationalWave signal by LIGO-Virgo...
View Article無限小の危険思想~無限大~有限数量
アミーア・アレクサンダー[著]「無限小世界を変えた数学の危険思想」(2016/2/13(土))は、古代ギリシャのユークリッド、アルキメデス流の数学(幾何学)の基本思想である演繹法と、ルネサンス以降の実験的科学の基本思想である帰納法との角逐を、キリスト教世界におけるカトリック対プロテスタントの攻防の形で語る大変ユニークな書である。...
View Articleゴムバンド上の芋虫~調和級数~緩やかな発散
金重明/著「13歳の娘に語るアルキメデスの無限小」(2016/2/13(土))に面白いクイズが載っていた。≪アリスのキャンディ≫と同様に、意外な正解に驚く。長さ1mのゴムひもに沿ってカタツムリが毎分1cmの速さで一方の端から他端に向かって進むのに対し、ゴムひもが毎分1mずつ(全体に)伸びるとしたら、カタツムリは他端に到達できるかという問いである。...
View Articleゴムバンド上の芋虫②~宇宙輪廻~スーパー毛虫
表紙だけでも拝んでみたいと思ったConcreteMathematicsがひょっとしてどこかの図書館にありはしないかと検索してみたところ、手近の公共図書館には皆無であった。ネット書店のサイトを見たら、新品、中古8千円から1万円あたりで売られていた。ちと高すぎる。...
View Article