副都心のランチタイムコンサートを聴いてきた:
第405回 花のささやき水のせせらぎ~Nature concert2016~
鈴木麻里子(ソプラノ)/大嶋瞳(メゾソプラノ)/田中悠一郎(ピアノ)
Aプログラム12:05~
1 花 武島羽衣/瀧廉太郎 [二重唱]
2 からたちの花 北原白秋/山田耕筰 [鈴木]
3 宵待草 竹久夢二/多忠亮 [大嶋]
4 菫 A.モレッリ/A.スカルラッティ [大嶋]
5 ばら R.パリアーラ/F.P.トスティ [鈴木]
6 花の二重唱 G.プッチーニ≪蝶々夫人≫から [二重唱]
Bプログラム12:35~
1 ヴェネツィアの競艇 C.ペポリ/G.ロッシーニ [二重唱]
2 舟歌 P.ブラッティ/R.アーン [大嶋]
3 海の恋唄 G.ペーシ/P.チマーラ [鈴木]
4 ホフマンの舟歌 J.バルビエ/J.オッフェンバック≪ホフマン物語≫ [二重唱]
5 夏の宵月 北原白秋/平井康三郎 [大嶋]
6 九十九里浜 北見志保子/平井康三郎 [二重唱]
鈴木は立派な声の持ち主で、声量十分であった。大嶋も立派なメゾソプラノだが、二重唱になると掻き消されがちであった。
これは、鈴木が少しヴォリュームダウンすべきところだろう。事前の打ち合わせが出来ていなかったのかな。ただし、≪Bプログラム 4 ホフマンの舟歌≫は上手く調整できていたように思う。
≪Bプログラム 6 九十九里浜≫は、刷り物では鈴木のソロとなっているが、大嶋も加わって二重唱であった。これも好かった。
やはり刷り物で気付いたことで、≪Aプログラム 3 宵待草≫の作詞者が“竹下夢二”とあった。一瞬、自分の記憶違いかと自信を失いかけた。“竹久も遠くなりにけり”か。
ピアノの田中が、なかなか良かったように思う。プロフィールによれば、声楽畑の人のようだが。