算数教育の世界 ~ 奇妙な採点 ~ 問題のための問題
数日前のネット上の話題で、≪5.1+3.9=9.0 とするのは誤りで、答は 9 としなければならない≫という不思議な教育が行れているらしいと知った。その理由も述べられていたが、全くナンセンスであると思われた。 当方の理解では、9.0 も 9 も共に正解であり、強いて言えば、9.0...
View Article楽譜一世紀ぶり発見 ~ ストラビンスキー ~ 武満徹を発掘
一昨日の日経夕刊に次のような小さい記事が載っていた: ≪紛失のストラビンスキー管弦楽曲発見 1世紀ぶりに演奏へ 日経夕刊 2016/11/29...
View Article宇宙エレベーター ~ 重力圏 ~ 地球脱出臨界高度
佐藤実「宇宙エレベーター その実現性を探る」(祥伝社 2016.8)を読み始めた。だいぶ前に新聞の書評欄で目にして、面白そうだと思い、予約しておいたものだ。宇宙ロマンに夢を馳せる野次馬仲間が大勢いると見えて、随分待たされた。...
View Article「真白き富士の根」完唱 ~ 歌詞不慣れ ~ 読経礼讃
先日、某所で「真白き富士の根」を斉唱する機会があった。稀有のことに、歌詞全6番をすべて歌った。大概の人は、1番、2番ぐらいまでは滑らかに歌う。しかし、その先は段々覚束なくなる。歌詞カードを手にしていても、漢字の読み方が判らなかったり、譜割りに迷ったりして口元がモゴモゴする。 時には、歌詞カードにミスプリがあったりする。今回気付いたのは、4番 ≪み空にかがやく 朝日のみ光 暗にしずむ 親の心...
View Article「J―PHONE」の看板 ~ 全国的にも珍しい ~ 都区内で目撃?
今朝のウェブニュースで他愛の無い話題が取り上げられていた: ≪「J―PHONE」の看板、なんでまだあるの?沖縄市、全国唯一? 沖縄タイムス 12/4(日) 6:00 ~「J―PHONE(ジェイ・フォン)」と斜体で書かれた青色のパネル。携帯が普及し始めた頃を知る人からは「懐かしい」の声が上がる~の広報担当者は「以前の看板が残っているのは全国的にも珍しい」と驚いて~≫...
View Article天からの贈りもの ~ 3曲メドレー ~ 無間奏
気温が高かった所為でもないだろうが、拾い物に恵まれた一日だった。ナツミカン、柿、ザクロの木の下で各1個ずつ実を拾った。柿とザクロは割れていて中身が覗いているので、食べるのは躊躇される。種子を採取して実生に挑戦しよう。ナツミカンは問題無い。熟成するものかどうか知らないが、暫く待って賞味しよう。...
View Article琴似小学校校歌 ~ 伊福部昭 ~ 帯広市市歌
今朝の日経新聞文化欄、≪大御所が残した団体歌≫の見出しに惹かれて読んでみると、主として伊福部昭の目立たない業績に光を当てるエッセーであった。 ≪著名作曲家の知られざる校歌や市歌、掘りおこしCD化 西耕一2016/12/6付 日本経済新聞 朝刊...
View Articleチャイコフスキー作曲「伝説」~ 現行英語歌詞 ~ 訳し戻し
先日、チャイコフスキー作曲「伝説」のロシア語歌詞を記載した(チャイコフスキー「聖史曲」~原語独唱~冒... 2016/11/18(金))。ロシアで今でも歌われているのかどうかは判らないが、英語版はクリスマスや復活祭のキャロルとして健在であるらしい。 その英語版が、原詩 Roses andThorns (RichardHenry...
View Article健在 ~ ソプラノ桑原瑛子 ~ オペラ原語上演
昨日2016/12/9付日本経済新聞朝刊の文化欄(p.40)に面白そうな記事があった: ≪オペラ 原語上演事始め 藤原歌劇団「トスカ」、戦後初のイタリア語公演で主演 桑原瑛子 関東大震災の年(1923年)に生まれた私が東京音楽学校(現在の東京芸術大学)で声楽を学んでいたころ、日本は戦時下で、男子学生と女子学生はおしゃべりすることさえ禁じられていた。...
View Article音楽の冗談 ~ モーツァルト ~ 鏡のカノン
先だって地域の集会施設で室内楽コンサートが行われると聞き、演目など内容をチェックしようとしたが、あまり具体的には判らなかった。それでも、何となく我が好みに合いそうな予感がして、昨土曜日の朝、いそいそと出掛けた。...
View Article期末発表会 ~ 曲間の繋ぎ音 ~ スタミナ温存唱法
某所で期末コーラス発表会に参加した: クリスマスソング・メドレー 荒野の果に・きよしこの夜・諸人こぞりて 少年時代 Hallelujah (ハ長調)...
View Article昼時コンサート ~ メゾソプラノ野田千恵子 ~ トークも得意
久し振りに副都心のランチタイムコンサートに行って来た:第433回 赤と黒~メゾソプラノ×バリトン 中低音の魅力メゾソプラノ野田千恵子/バリトン岩田健志/ピアノ矢崎貴子 Aプログラム12:05~1 ハバネラ~恋は野の鳥 ビゼー≪カルメン≫ [野田]2 みみずく 三好達治/中田喜直 [岩田]3 祭りもどり 北原白秋/平井康三郎 ≪日本の笛≫から [野田]4 ぬしは羊飼い 同5 お手をどうぞ...
View Article疑似インフルエンザ ~ 第九発表会鑑賞 ~ 音感異常
ここ2,3日体調が思わしくない。寝込むほどではないが、全身の筋肉痛、ほてり(微熱?)、咳、頭痛、鼻水で、常識的にはインフルエンザの症状だ。昨夜は大事を取って早々と布団にもぐりこみ、今朝は9時頃に起き出した。朝食後また布団に引き籠り、昼過ぎに起床。休養の甲斐あって、気分が改善した。...
View Article日本語の書体 ~ 良読体 ~ 音符の書体
今朝の朝日新聞で目に付いた記事: ≪(ひらけ!進路・新路・針路)高齢者にやさしい書体、開発 読みやすさって何だろう ■きょうの授業 高齢者にやさしい書体、開発 ものが見えにくくなっている人や高齢者にとっての「見えやすさ」や「読みやすさ」とは何か。情報機器を駆使して、そんな問題に取り組んでいる研究室があります。超高齢化社会に対応した製品開発にも結びついています。 ■細長く、文字間にゆとり...
View Articleコンサート納め ~ 練習不足 ~ 綱渡り興行
今年最後の施設訪問コンサ-トは、メゾソプラノさんが急な風邪ひきで不参加のため、ピアノ(キーボード)伴奏での男声二重唱となった。相方のTさんが練習不参加のぶっつけ本番であることに鑑み、ハモリは最小限で、安全運転に徹した: スキー (山は白銀~)さすらひの唄 (行こか もどろか オーロラの下を ~)灯台守クリスマスソング・メドレー(荒野の果に、聖しこの夜、諸人こぞりて)...
View Article掉尾の一振 ~ 株式相場用語 ~ 乞う出典開示
メールマガジンに次のような見出しが躍っていた: ≪2万乗せが近づく株価、「掉尾の一振」期待高まる/新日鉄住金、千里眼でみた来期の風景≫【日経電子版マーケット 2016/12/21】 「掉尾」は偶に見掛ける古風な表現で、「掉尾を飾る」などと言うが、「掉尾の一振」は初見だ。早速、検索してみた:...
View Article誰がために鐘は鳴る ~ 欧米の教養 ~ われアルカディアにもありき
池澤夏樹氏が「誰がために鐘は鳴る」という言葉の説明をしている(ジョン・ダンの恋と信仰 『図書』2016.12, pp.60-63)。ヘミングウェイの長編のタイトルで有名になったが、ジョン・ダンの「不意に発生する事態に関する瞑想」という詩の一節だとのことである: ≪すべての人はつながっている。だから弔鐘を聞いても人をやって誰の葬式の鐘かと聞いてはいけない。それはお前のための鐘なのだ。≫...
View Article高折周一 ~ ニューヨークの桜 ~ 高峰譲吉
半年前に≪高折周一が、ポトマック、ハドソン両河の桜植樹式典(1912年)において自身の編曲になる「さくら、さくら」を指揮・演奏したのか否か(ニューヨーク・ハドソン川~サクラ植樹祭1912~「さくら、さくら」演奏 2016/4/15(金))、アクセス容易な資料で確認する努力を続けているのだが、未だ要領を得ない≫と記した(ポトマック桜~「さくら、さくら」演奏~高折周一? 2016/5/8(日))。...
View Article原子と原子核 ~ 大きさ10万倍 ~ 体積と長さ
国立科学博物館のPR誌『自然と科学の情報誌 milsil』はカラフルな図解や写真が満載で、当方お気に入りの雑誌の一つだ。最新号2016年11月(第54)号は【特集 匂い】のほか、≪旅する生き物―地球をめぐる命― 第9回 カエルツボカビ 日本起源のカビ?!その不思議な「旅」≫など飽きさせない内容だ。 巻頭記事≪サイエンス・インタビュー 科学のいま、そして未来...
View Article鹿角おつる ~ 鹿角 お鶴 ? ~ 鹿の角 落つる ?
昨26日、ある暦のサイトを見たら、「鹿角おつる」とあった。人名だと思った。「かづの おつる」、つまり、“鹿角さんちの お鶴さん”かと。しかし、前後に≪二十四節気・雑節等 七十二候の一つ(65候)≫とあったからそれは見当違いであると直ぐに解った。 では何と読むのか、早速検索したところ、≪しか(の)つの...
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