今朝の朝日新聞で目に付いた記事:
≪(ひらけ!進路・新路・針路)高齢者にやさしい書体、開発 読みやすさって何だろう
■きょうの授業 高齢者にやさしい書体、開発
ものが見えにくくなっている人や高齢者にとっての「見えやすさ」や「読みやすさ」とは何か。情報機器を駆使して、そんな問題に取り組んでいる研究室があります。超高齢化社会に対応した製品開発にも結びついています。
■細長く、文字間にゆとり
~~~の研究室を、スーツ姿の男性2人が訪れた。~~~ 「銀行の利用明細や契約更新のお知らせなどの通知文書は、多くの情報を載せようとして文字が小さくなりがちで、高齢者が読みにくいという声があります。だれもが読みやすい書体を作るために協力していただけませんか」~~~
ある書体が突出して読みやすいことがわかった。一般的なゴシック体と比べて、5~10%程度小さいサイズでも読むことができ、最大読書速度も約2%高かった。~「小春良読体(こはるりょうどくたい)」だ。
一般的なゴシック体(共同印刷提供)
「小春良読体」の文字(共同印刷提供)≫
と言うのだが、当方(平均的?高齢者)には、ゴシック体が明らかに読み易かった。ひねくれ者なのかな。それとも、実験条件を統一して両字体を読み比べると結果は異なる可能性があるのか。例えば、もっと長い文を時間を掛けて読み続ける場合は小春体の判読性が勝れているのかも知れない。
書体の選択は、実は当方にとっても大きな関心事なのだ。それこそ高齢者が主たる顧客であるチャチなコンサートのポスター、チラシ、プログラム、歌詞カードなどのデザインの重要項目である。そして、毎回どの書体にしようか迷っている。最後は前例踏襲に成り下がるのだが。