東京低温~一過性~アサガオ秋咲き
北国秋田の≪さくらの会≫例会から帰京して、相変わらずの低温ぶりに呆れた。小雨で、歩き回っても汗ばまずに済むのは有難い。気象庁公式計測値は次の通り(途中の仮データ): 2015年08月29日 最低気温 最高気温秋 田 19.0 ℃ 27.4 ℃ (平年値 19.5℃...
View Article内藤濯~音楽通~関東大震災
フランス文学者・内藤濯について、石川啄木絡みで過去に書いたことがあり(石川啄木~交流~小松耕輔 2012/6/25(月))、“サン=テグジュペリのLe Petit Prince(直訳すると「小さな王子」)を『星の王子さま』と訳し”た人とは知っていた。...
View Article関東大震災~仏蘭西人の同情~内藤濯
「星の王子の影とかたちと」に記載の通り、朝日新聞夕刊の1923年10月31日の(一)から11月6日の(六)までに分けて連載された内藤濯の「日本の変災と巴里」を縮刷版で読んだ。内藤の脱稿(送稿も?)は9月20日なので、記事になるまでにひと月以上経過している。 細密な字は老人の目には甚だ読みづらく、また、内藤の文章には難解な箇所もあり、苦労した。独断で要約すると次のようである:...
View Articleエンブレム~コンセプト~似非
偶然に「組織委員会」事務方の記者会見の実況中継をPCで見た。 事務方責任者たちの傲慢な態度が印象的であった。終始笑みを浮かべ、身を反らし、解説や説教を垂れている態で、評論家の意識で喋っており、全く悪びれていない。所謂不祥事とは違うとは言うものの、常識的には不手際の極みであり、お詫びのひと言ぐらいあってもよさそうな事態だが、責任を感じている様子は無い。...
View Articleエンブレム~シンボル~ロゴ
昨日、当ブログで“エンブレムなるカタカナ語はいつごろから汎用性を持つようになったのだろう。”と呟いた。我が語感では“シンボル”とか“シンボルマーク”と言うところなので前から気になっていた。今日のウェブニュースにBBCの報道が載っており、次のように記されている: Tokyo 2020 Olympics logo scrapped amid plagiarism claim 1 September...
View Article五輪エンブレム~サミットロゴ~高付加価値
“エンブレム”騒動のさなか、“ロゴ”が脚光を浴び始めた。次のようなニュースが、、、 “~~~「招致のエンブレム使うのがいいんじゃないかな」などといった声が聞かれた。招致段階で使われていた島峰...
View Article東京市歌~セノオ音楽出版社~四部合唱
先日(2015/8/27(木))、kotoyo_sakiyama様にご教示いただいた「本邦洋楽変遷史」を図書館で参照し、高田 耕甫 作歌、山田 耕作 作曲「東京市歌」(大正15年)の制定経緯について詳しく知る事が出来た。要約すれば次の通り: 1906(明治39).12 「東京市歌の歌詞」懸賞募集 締切1909(明治42).2.151909(明治42)?...
View Article本邦初演~That Beautiful Land~希望の島
小松玉巌(耕輔)が編集主事を務めた雑誌『音楽界』明治41年2月号≪地方樂況≫欄に、前年(1907)11月9日、仙台医学専門学校講堂で開かれた“仙台諸学校連合音楽会”が紹介されている。 器楽、声楽、合奏、独奏取り混ぜて全28曲目の内に、四部合唱「ピューテフル、ランドジ」ョンス作(ママ)とある。正しくは「ビューティフル・ランド」ジョウンズ作だろう。...
View Article星の王子さま~五木の子守唄~東京初演?
「星の王子さま」著訳者・内藤濯が音楽にも親しんでおり、造詣が深かったことは、その伝記「星の王子の影とかたちと」に詳しい。 彼が先の戦争中、郷里・熊本県に講演旅行した際に、人吉温泉の宿で川下りの船から流れてくる哀愁の唄声に惹かれた。仲居から、それは五木部落に伝わる子守唄であると聞いた。...
View Article鏡映反転~三種混合~鏡像左右
昨6日(日)日経新聞の書評欄に次の書物が紹介されていた: 高野陽太郎「鏡映反転―― 紀元前からの難問を解く――」(岩波書店2015年7月15日 本体 2,700円 +...
View Article星の王子さま~大政翼賛会~短歌朗誦
「星の王子さま」著訳者・内藤濯の伝記である内藤初穂・著「星の王子の影とかたちと」(2015/8/30(日))は拾い読みに終わったが、本筋に関係の無いところで興味深い記述が幾つかあった。健忘なる我が身に鑑み、記録して置こう。...
View Article雨の芸術~フクロミモクゲンジ~落花の輪
秋の長雨と言い慣わすのも尤もな、今月に入ってからの雨続き、気象庁の観測記録(東京)によれば、今日中に月雨量が梅雨時の6,7各月分を超えて、300ミリほどに達することが確実だ。月雨量の極値としては、最近では2004年10月の780ミリがある。平年値は400ミリ程度か。...
View Article予想当たり~降雨記録~北国へ
昨日は6pm現在のデータから日降雨量の予想し、“今日中に月雨量が梅雨時の6,7各月分を超えて、300ミリほどに達することが確実”と気楽に記した。後で、外れると恥ずかしいと気になったが、結果は“当たり(320.5ミリ)”でホッとした。...
View Article新型洪水~河川水理学再構築~ナツミカン発芽
雨の話題を続けた後で北国へ出かけている間に関東から東北の広い範囲で豪雨による水害が起きた。一部専門家によれば従来の水害に関する理解、経験則が通用しなくなっていると言う。川の下流域から降り始めて上流域へと雨域が広がる降雨パタンがそうだとのことだ。...
View Articleアリューシャンの勇士~急転~アッツ島血戦勇士顕彰国民歌
昨日北国から帰京して雑事を済ませた後、久々に古書市を覗いた。収穫殆ど無しと諦めかけたが、不思議な勘が働いて、先の戦争中の政府広報誌≪週報≫(情報局編集)の束を見付けた。前にも書いたように、≪週報≫には時々“国民合唱”の楽譜が載る(「週報」23冊の束~国民合唱10曲~大中寅二 2012/4/28(土) )。...
View Article国民合唱「木炭の歌」~熾(おこ)ってる~弘田節
昨日話題とした国民合唱「アリューシャンの勇士」は、案の定、以前に入手し、しかも当欄で取り上げていた(国民合唱~アリューシャンの勇士~こひのぼり 2012/8/4(土))。記述ぶりも酷似しており、今さらながら健忘症を痛感する。既視感(デジャビュ)のあったことを以って、せめてもの慰めとしよう。...
View Article「鉄道唱歌」原曲~修正流布版~毀誉褒貶
東京市歌に関連して参照した三浦俊三郎・著(日東書院, 1931)「本邦洋楽変遷史」(東京市歌~セノオ音楽出版社~四部合唱 2015/9/4(金))に、市歌とは別に気になる記述があった。彼の有名な「鉄道唱歌」についてである:...
View Article世間緊迫~民主主義再教育~大沢文夫
コーラスなどにうつつを抜かしているうちに、世間の政治・社会情勢が緊迫の度を増してきた。民意を反映しない現政府が国民に君臨するようになってどれ程の時間が経ったのか、2~3年だろうか。総理大臣が絶大な権限を握っていても、物事が総て思いのままに運ぶわけでもないところに僅かに救いを見いだす危うい状況だ。...
View Articleア・カペラ連鎖唱法~却下~捲土重来
五日後に迫った≪新宿区 音楽・コーラスのつどい≫のための我ら愛唱会の仕上げ練習を行った。各曲、各パートの明譜での歌唱はほぼ出来上がっている。問題は、無伴奏での合唱だということだ。曲ごとの出だしの音取りで、一々ピアノを叩くのもスマートじゃないからと、“(前の曲の)歌い終わったばかりの音から、次の曲の歌い始めの音を辿り当てる事”を発案したのがひと月前だった(ア・カペラ~出だし音取り~連鎖理論...
View Article純粋ア・カペラ願望~直前対策~絶対音感者勧誘
メンバー不足の我が愛唱会、発表会に参加するために窮余の策として、ピアニストも歌い手に回って貰うことになった。当然の結果、伴奏者がいなくなったので、所謂ア・カペラとなる訳だが、出だしの音取りだけはピアノを叩かざるを得ない。...
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