五日後に迫った≪新宿区 音楽・コーラスのつどい≫のための我ら愛唱会の仕上げ練習を行った。各曲、各パートの明譜での歌唱はほぼ出来上がっている。問題は、無伴奏での合唱だということだ。曲ごとの出だしの音取りで、一々ピアノを叩くのもスマートじゃないからと、“(前の曲の)歌い終わったばかりの音から、次の曲の歌い始めの音を辿り当てる事”を発案したのがひと月前だった(ア・カペラ~出だし音取り~連鎖理論 2015/8/18(火))。
今日その“名案”を実行しようとしたのだが、皆さんの賛同を得られなかった。幾つかの代案が出され、結局、振出し(一々ピアノを叩く)に戻ることになった。新企画の好きな当管理人だが、皆さんはどちらかと言うと堅実で、冒険をしないタイプなのだ。ここは無理押しできない。大勢順応が利口だ。勿論、歌い手としても楽な遣り方で、見栄を張らないのだとも言える。
一旦はそのように納得したのだが、解散後、欲が復活した。最初を除き、音取りをピアノに頼らない“連鎖唱法”を何とか実践したい。本番の前日、つまり四日後に1時間のリハーサルを予定しているので、その場で蒸し返してみよう。
その場合、言いだしっぺが実行して見せなければならない。理屈だけでなく、実用に耐える“連鎖唱法”を急いで身に付けなければならない。一曲終わるごとに独りで次の曲の3~4パートの出発音を出して、皆さんにハミングで確認して貰わなければならない。冒険だが、張り合いを感じる。上手く行けば格好いいのだが、ショボンとなるケースも想定される。