秋の長雨と言い慣わすのも尤もな、今月に入ってからの雨続き、気象庁の観測記録(東京)によれば、今日中に月雨量が梅雨時の6,7各月分を超えて、300ミリほどに達することが確実だ。月雨量の極値としては、最近では2004年10月の780ミリがある。平年値は400ミリ程度か。
舗装上の自転車と降雨が描き出したと思われる綺麗な楕円を見付けた。放置された自転車の周囲に散り敷いたフクロミモクゲンジの黄色の小花を、雨水が一定のパタンで流送した結果であると思われる。
周囲の建物、樹木などの影響で、風向きが、したがって雨滴の落下が、特定方向に偏るのだろうか。流体力学の得意な人なら合理的に説明できるだろうに、、、。コンピュータ上でシミュレーションするのもスマートな方法だ。理論に弱い当方なら、愚直に実験して確かめるのが似合いか。
自然の織り成す造形美、などとは言えないが、巧まざる、面白い現象だ。