昨6日(日)日経新聞の書評欄に次の書物が紹介されていた:
高野陽太郎「鏡映反転―― 紀元前からの難問を解く――」(岩波書店2015年7月15日 本体 2,700円 + 税)“なぜ鏡の中では〈左右〉が反対に見えるのか?――一見,かんたんな問題のようで,実はプラトンの昔から,数多くの哲学者や物理学者の挑戦を退けてきた.しかも,常に「左右が反対に見える」わけではない.誰もが知っている現象なのに,二〇〇〇年以上も謎でありつづけたこの難問を,科学的な分析と実験によって解決する.”
“鏡映反転”なる術語の存在は知らなかったが、この問題はとっくに解決済みだと思っていたので意外だった。当然ながら無視して通り過ぎるわけにはいかない。早速図書館に借用予約を入れた。先客7人だから、3か月後には拝読できるはずだ。
以前、この“鏡映反転”問題の解釈について拙論を記したことがある(小形正男教授~トピックス~「鏡像左右」問題の謎 2013/10/21(月))。重力場に生きる人間の単純な心理的思い込みで説明できるとするものだ。高野先生は大変に難しい理論を展開されているようで、当管理人の貧脳が付いて行けるかどうか疑問だが、楽しみに待つこととしよう。
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