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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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詩人のための量子力学②~弦理論イメージ~解釈は空想

「詩人のための量子力学」は、前回紹介した通り、量子論の結論を素人向けに文章で説明しているので、解り易く、面白い。具体的な事例や比喩が良い。それが真理を正しく伝えている保証は無いものの、読み手をして一歩前進したと思わせる。 特に気に入ったのが、第9章《重力と量子論―――弦理論》で使われている図35(粒子)と図36(弦)である(p.347)。...

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詩人のための量子力学③~距離の量子~時間量子?

「詩人のための量子力学」の第1章(これがショックじゃないなら、君はわかっていないのだ)に、“10-35メートルが、存在すると考えられている最小の距離尺度で、この尺度に達すると、量子効果のせいで距離そのものが意味を失う。”とある(p.39)。 以前、“大きさの最小限界”の有無について自問したことがある(年頭妄想~究極の微粒子~生誕二百年...

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詩人のための量子力学④~両性兼備~確率子

「詩人のための量子力学」を読んでも、光を中心とした粒子説と波動説の取り扱いがすっきりしない。通俗解説書の限界はあるだろう。読み方や理解力の問題もあるだろう。それらを認めた上で、疑問点を自己流で整理してみよう。...

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詩人のための量子力学⑤~波動関数~点確率

弦だの振動だのと言われると、誰でも音楽を連想するだろう。「詩人のための量子力学」の著者も例外ではなさそうで、“素晴らしい音楽(つまり、量子論)は、練習さえすれば、古いギター(つまり、波動の形式)でも演奏できるのである”と述べている(p.174)。 その前段では、“原子に拘束された電子は、弦楽器の振動モードのような波動関数を持っている。...

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カンレイシュウ~冷夏様々~温暖化傾向

今日でちょうど1週間、寒い日が続いている。因果関係は不明だが、花期を終えたはずのネムノキやバンマツリなどに戻り咲きが見られる。猛暑の頃に影をひそめていた不快害虫が、気温低下と共に動き出したと思う間もなく、また姿を消した。...

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詩人のための量子力学⑥~EPR~アポロ

量子力学の通俗解説書に触発されて愚考を廻らす事柄は多々あるが、切りが無いのと、愚考さえもまとまらないことから、今回、いわゆるEPR思考実験にて打ち止めとする。EPRとは、この思考実験を発表した3人の物理学者 A. Einstein; B. Podolsky, and N. Rosen の頭文字を連ねたものである。以下は、「詩人のための量子力学」の記述を整理したものである。...

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赤い羽根~歌詞復元未完~白い羽根

“赤い羽根”の歌が幻となってしまったと嘆いたのは3年前のことだった(2011/9/26(月) 2011/9/27(火))。その後偶然に音源(国会図書館 デジタルコレクション)を発見し、ほぼメロディは復元できた。しかし、歌詞は聴き取るのが難しく、未だ虫食い状態である。 赤い羽根 近藤春雄作詞/森一也作曲/篠原正雄編曲 独唱小谷和子 キング1951-10     ひーら ひら ひーら ひら 赤い羽根...

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「赤十字」の歌~軍歌調~婦人従軍歌

“赤い羽根”に絡んで“赤十字”に関心が向いたついでに、以前から気になっている歌を記録して置こう。そのタイトルもずばり「赤十字」という。 いでゝ戦ふ ますらをの 力となるは 何なるぞきよき心を 其白旗(そのしろはた)に  そめてかがやく 赤十字 刃(やいば)の林 弾丸(たま)の雨 くゞらずとても 国のためいくさのにはに 少女(おとめ)のいでゝ 盡(つく)すは是(これ)よ 赤十字 血しほの流れ 骨の山...

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科学的観察~芸術的完成~人体解剖 

長崎県佐世保市で7月26日に発生した“女高生級友殺害切断事件”について、あることが気になっていた。 独立行政法人科学技術振興機構(JST)という公的な団体が発行する季刊雑誌Science Windowの2014 年春号(4-6月)/第8巻1号は[特集:わたしの体が教えてくれる]を特集した...

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落葉松迷路~北原白秋~平井康三郎

「落葉松」を歌う季節になって来た。同名の曲がプログラムの表記を誤らせたコンサートについて書いて(落葉松~平井康三郎/北原白秋~小林秀雄/野上彰 2010/4/28(水))早くも4年余り過ぎた。 我々素人に馴染みの「落葉松」は、北原白秋の次のような詩によるものだ: からまつの林を過ぎて、  からまつをしみじみと見き。  からまつはさびしかりけり。  たびゆくはさびしかりけり。~~~  「水墨集」から...

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オペラミニコンサート~歌手3世代~歌の力

昨日、帰宅の途次、地下広場で開かれていたコンサートを途中からではあるが、聴く事が出来た。久し振りに聴く生の歌声が心地よかった。こぢんまりとした会場設営であったが、熱心なお客さんが盛んに声援を送っていた。 オペラミニコンサート   NPO法人チッタディーノオペラ振興会 頂いたチラシで見ると、7曲演奏されており、そのうち後半の3曲とアンコール曲を聴いたことになる。 5 レハール...

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美空ひばり25年~山田耕筰50年~コラボ60年

後藤暢子「山田耕筰」(ミネルヴァ書房 2014.8.10)をざっと読んだ。後藤は山田耕筰研究をライフワークとしているようだ。生誕百年特集記事を組んだ「音楽芸術」1986年2月号に《自伝「若き日の狂詩曲」批判》を載せている。...

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深尾須磨子~山田耕筰ラジオ歌謡~佐藤春夫

山田耕筰が美空ひばりソングを作曲したことほどには驚かないが、やはり意外に思ったのは、ラジオ歌謡にも手を出していたということだ。 後藤暢子によれば、1951年に深尾須磨子作詞の「手まりうた」を、1952年に佐藤春夫作詞の「名所の四季」を作曲したという。ラジオも無い境遇にあった者には、全く記憶に無い歌だ。 前者は1952年1月に、後者は1953年1月頃に放送されたとの情報が有る。...

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戦意昂揚の歌~山田耕筰~平和の歌

先の大戦中は軍服、軍刀を着用して、国民を戦争協力に駆り立てた山田耕筰が、戦後は一転して平和主義の歌を作曲した、などと目くじら立てる時期は疾うに過ぎた。 それでも、具体的に、彼が(広島の?)平和の鐘楼建立会から委嘱されて、《平和を讃える三つの歌》を作曲した(1950.8~1951.2)と教わると、感動する。...

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歌のつどい~蘇州夜曲~秋の歌

本日、北国の《さくらの会》による「歌のつどい」を終えて帰って来た。ここ数日、その準備作業に追われて、いざ本番までスタミナを保てるかと不安があった。 幸い、出演者一同、ベテラン揃いで、落ち着いて無難にそれぞれの役割を果たし、結果的には予想以上の盛況のうちに幕を下ろす事が出来た。 さくらの会 合唱のつどい平成26年9月15日(月・祝) 13:00~15:00...

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「ジャスラックの歌」~山田耕筰~ジャスラック管理

後藤暢子「山田耕筰」に、耕筰は「ジャスラックの歌」というのを作曲したと書かれている。ジャスラックの設立に関係した縁によるらしい。ネット検索したところ、日本音楽著作権協会創立25周年記念歌(作詞:西条八十)であると判明した。...

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昭和天皇退位論~右も左も~不動の国民

冨永 望著「昭和天皇退位論のゆくえ」(吉川弘文館2014/05/20)を粗読した。著者によると、退位の可能性は4度ばかりあった。退位を求める声は、左翼からのみならず、右翼からも同様に上がっていたとは知らなかった。その論理は、やや持って回ったような感はあるが、聞けば納得する。...

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赤い橋の殺人~罪と罰~亀谷乃里

バルバラ/著「赤い橋の殺人」(亀谷乃里/訳 光文社2014.5)を疎読した。著者名、書名ともに初見だが、書評で“ドストエフスキーの「罪と罰」の原型を成した”とか紹介されていたのに惹かれて図書館にリクエストしたような気がする。 下手に書き換えるより、出版社のPR文を引用しよう:...

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大網かおり~渡邊仁美~天使の声

虎ノ門のオフィスビルでランチタイムコンサートを聴いた。 「華麗なるオペラアリアの世界」S大網かおり、S渡邊仁美、Pf飯田彰子 グノー 「アヴェ・マリア」 二重唱プッチーニ  《ラ・ボエーム》から 「私に名はミミ」 渡邊「ムゼッタのワルツ」 大網グノー 《ファウスト》から 「宝石の歌」 渡邊メンデルスゾーン 「歌の翼に」 二重唱越谷達之助 「初恋」 二重唱山田耕筰 「この道」...

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訪問コンサート~ウッド・ブロック~三小テノール

ボランティア・グループで老健介護施設へコンサートの出前をした。演目は次の通り: 1.手のひらを太陽に 2.七つの子 3.山の音楽家 4.達者でナ 5.きらきら星変奏曲(合奏) 6.花(すべての人の心に花を) 7.カチューシャの唄 8.はるかな友に 9.赤とんぼ10.いのちの歌11.トロイメライ(合奏)12.オペラ「ワリー」より さようなら、ふるさとの家よ(ソプラノ・ソロ)13.もみじアンコール...

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