謎の蜂蜜漬け~果実名不詳~毒見試食
身近な果実を机上に飾って鑑賞するささやかな楽しみを続けているが、問題は後始末だ。放置すれば黴る、あるいは、腐るものが多い。 それは勿体ないと思われるときは、蜂蜜漬けやジャムにしたりする。冷蔵庫に仕舞い込んで忘れることになる。庫内で黴たり、家人に捨てられたりすることもある。...
View Article三角~男女~参画
山折哲雄氏と言えば、今を時めく“哲学者”だ(と理解している)。その山折先生の「『門』の内と外」という随想を読んだ。 肩書及び標題から、哲学的かつ抽象的な思索の展開を想像するが、実際は“男女の三角関係”の文学についての随想であった。全く、意表を突くネーミングだ。 源氏物語から夏目漱石に飛ぶ随想は興味深いが、ここでは深遠な内容には踏み込まず、言葉尻のレベルで鑑賞しよう。...
View Article急逝~同年輩~同窓
ほぼ毎日、取り留めの無い想念を日記に綴りながら、漫然と生きているが、たまに冷厳な現実に連れ戻される。それは、納税告知書を受け取った時だったり、訃報が舞い込んだ時だったり、企画提案が却下された時だったり、いろいろある。...
View Articleランチタイムコンサート~ライトジャズ~エノケン
近くの区役所地下広場でランチタイムコンサートをやっていた。普段、声楽以外には興味が湧かないのだが、“ライト”ということで心理的な敷居を低くしたようで、聴いてみる気になった。 ライトジャズ ジョゼフ・コズマ作曲 「枯葉」アントニオ・トム・ジョビン作曲「イパネマの娘」デューク・エリントン作曲 「In A Sentimental Mood」コール・ポーター作曲...
View Article彼岸残暑~駒井ゆり子~総合芸術家
“暑さ寒さも彼岸まで”と昔教わった。きょうは未だ彼岸の内、残暑が律儀に別れの挨拶に来たような一日だったなあ。最高気温は平年より4度ほど高く、(毎正時の)湿度は90%まで上がった。 蒸し暑さに閉口しながら上野の山に登り、文化の響きを浴びて来た。 「Music Weeks in TOKYO 2014 まちなかコンサート~芸術の秋、音楽さんぽ~」(9月25日)国立西洋美術館 声楽&フルート&ピアノ...
View Article遊学舎まつり~北国のコーラス~多事多難
昨日は北国の生涯学習施設の恒例文化祭で、さくらの会が合唱を発表した。曲目は2週間前の“歌のつどい”での発表と同じだが、今回はピアノ有りだった。 どじょっこふなっこ青森・秋田民謡/補作 豊口清志・岡本敏明(無伴奏)落 葉 松 作詞 北原白秋/作曲 後藤惣一郎落 葉 の 歌 作詞 川路柳虹/作曲 シュルツェ真 白 き 富 士 の 根 作詞 三角錫子/作曲 インガルス山 の ロ...
View Article遺灰~イハイ~位牌
一昨夜の飛行機が出発遅れとなったのは、噴火で撒き散らされた火山灰がエンジンに吸い込まれて悪さをすることを警戒しての慎重な航空管制の結果であった。火山灰の浮遊状況を確認し、影響の無い空域を飛ぶようにするのは尤もなことだ。...
View Article行政長官選制限~区切り~ズジョウデキューマーク
昨29日の日経朝刊7ページに《行政長官選制限で抗議》なる見出しがあった。頭が呆けた所為か、その意味を掴みかねた。漢字を多数連ねた表現を理解するには、切れ目(区切り)を認知する必要がある。大概の場合は、見れば即座に、ほぼ無意識に切れ目を認知し、文意を理解する。...
View Article再開豪華コンサート~景品~収穫
月が替わったので、何気なくコンサート情報をチェックしたところ、後1時間強で素敵なランチタイムコンサートが始まると判った。休演二か月後の再開がビルの40周年と重なって、豪華なプログラムとなっている。...
View Article時間量子~お墨付き~量子の泡
一月余り前に時間の最小単位をプランク長さ10-35メートルと真空中の光速30万km/秒から(1/3)*10-43秒と計算して時間量子と考えてよいのかと自問した(詩人のための量子力学③~距離の量子~時間量子? 2014/8/29(金))。...
View Article半減期~平均寿命~人間
ケネス・フォード/著「量子的世界像101の新知識」には、幾つか面白い記述があった。例えば、放射性原子核の残存数が指数関数に従うことについて、出発点と比べると、平均寿命での残存率は37%であり、半減期は平均寿命の0.693だという(p.108)。半減期は、勿論、残存率が50%となる期間である。...
View Article沙羅の木~小松耕輔~ハミング譜
森鷗外の詩に曲を付けた「沙羅の木」は、今のところ信時潔、小松耕輔、下総皖一の3人の作品が知られている。我々合唱マニアにとって残念なのは、小松版が独唱譜しか無いことだ。独唱譜でも、ピアノ伴奏譜が付いていれば、そこから二部、三部合唱譜をでっち上げることは常々実行している。...
View Article宮崎滋~ソフィア・フィル~夕部奈穂
例年春と秋の施設訪問コンサートに参加させて貰っているグループ《そのりて》の今秋のプログラムが送られてきた。ほぼ判っていたことだが、11月に2回、12月に1回行われる予定だ。 問題は、その練習に参加できる回数が最近は極端に少ないということだ。幸い、11,12各月のコンサートの前の練習に2回ずつ参加できそうな見込みなので、老躯、老脳に鞭打って何とかお役に立ちたい。...
View Article「つどい」練習始動~電子ピアノ低音~トランスポーズ
明2015年の全区的合唱のつどい参加に向けて、特別会員を含めた練習の第1回目を実施した。本格的な練習は来月からの予定で、今日は、言わば予備的な練習とした。また、小松耕輔の「沙羅の木」ハミング付きはお預けとした。皆さんに楽譜を予習して貰ってからの方が練習の効率が上がると思われた。...
View Articleイギリス~海藻料理~ハヤイビス
日経新聞の夕刊に《島原のイギリス、英国とは無縁》という面白そうな記事が載ったのは十日ほど前だった。「イギリス」とは、島原半島の郷土料理の名前だと言う。記事によれば、海藻のイギスを煮て融かし、魚肉や野菜などの具材を混ぜ、味付けの後、冷やして固めた食べ物だ。イギスがイギリスに転訛したことは容易に納得できる。...
View Articleカリン異変~桜にキノコ~ナギの実
ボランティア・グループの合唱練習1300~1500の後、仲間二人を伴って植物園を散策した。冷涼な風の吹く散歩日和だったが、園内は閑散としていた。世間の人は三連休とあって、遠出をするのかな。 カリン林の外れの一本だけが見事な実を鈴なりに着けていた。これはどうしたことか。例年とは様子が違うようだが、偶々そういう時季の光景なのか。その見事な一本のカリンを写生している人が居た。...
View Articleイベント併催コンサート~毀誉褒貶~オールドファン
昨日は日帰りで北国のイベント併催ステージに参加して来た。普段なら前泊して、余裕を以って臨むところだが、今、あちらでは国民文化祭という、余り馴染みは無いが一応全国区行事が行われていて、ホテルが満杯なのだ。地方都市では、ちょっとしたイベントがあると、客室が足りなくなる。...
View Article岩崎邸コンサート~ドイツ歌曲~財閥庭園
昨夜から今未明にかけて、台風で騒々しかったが、天気が荒れ始める前に岩崎邸(台東区)でのミニコンサートを聴いてきた。洋風豪邸の客間で、いっとき貴顕淑女の仲間入りをした気分だった。 《ドイツ歌曲》 メゾソプラノ 吉成文乃、ピアノ 畠山正成 1 シューベルト 「菩提樹」2 シューベルト/リスト 「糸を紡ぐグレートヒェン」(ピアノ・ソロ)3 シューマン 《女の愛と生涯》から1...
View Articleキンモクセイ再び~二番咲き~花期様々
二日ばかり前だったと思うが、路上でキンモクセイの香りがしてふと立ち止まった。香りをじっくり鑑賞したいという雅な心ではない。この花の時期は過ぎた筈だが、と怪訝に思ったのだ。 確か、月初めの頃に街じゅう至る所にこの花の香りが漂っていた。そして花は散った筈だった。一週間ないし十日ほど経って再びキンモクセイの季節が巡って来たのか。...
View Articleポッポー~汽車の汽笛~チューチュー
岩波書店の月刊誌《科学》2014年10月号(Vol.84 No.10)に載っている“科学エッセイの楽しみ 汽車の汽笛は本当にポッポーか?――オノマトペと「世界を知覚する網」……下條信輔”で汽車を主題にした童謡群を思い出した。 正に“群”と呼ぶに相応しい数だ。歌謡曲まで含めたら厚冊の「汽車歌集」が出来るだろう。 偶々、アンサンブル《そのりて》で今度、汽車3曲を歌うことになっている。 作詞作曲本居長世...
View Article