異調併唱 ~ 童謡「うさぎ」 ~ 1音差並行唱
某≪歌う会≫での」“異調並行唱”について記したのはちょうど2箇月前であった(小学唱歌「みなと」~異調並行唱~原調収束... 2018/7/25(水)、 異調並行唱②~童謡「シャボン玉」~ 直感的... 2018/7/26(木))。 “異調並行唱”は稍ぎこちない語感があるので、以後“異調併唱”と呼び変えることにしよう。 今日、その異調併唱第3幕を経験した。歌は童謡「うさぎ」(うさぎうさぎ...
View Article大森房吉 ~ 関東大地震予知 ~ 今村明恒
上山明博「地震学をつくった男・大森房吉 幻の地震予知と関東大震災の真実」(青土社 2018.7)を読んだ。資料の引用が結構多く、適当に飛ばし読みだったので、厳密に全容を掴んだとは言えないが、忘れられた地震学者・大森房吉の偉大な業績を再確認し、正当な評価を与えようとの意図に基づく評伝である。...
View Article準備不足 ~ 出前コンサート ~ 元気なお客さん方
ボランティア・グループで老人施設へ歌のコンサートの出前をした。数年前まではかなり頻繁に訪問していた施設だが、意思の疎通に齟齬があって、最近は年1回だけになっているらしい。本日の参加者は総勢二十名を上回った。 お客さんは五十名前後、特養と違って、車いすの方は少なく、元気な方が多かった。楽器班は始めピアノとチェロで、途中からヴァイオリンが加わった。弦楽器が2丁になると急に賑やかな雰囲気が醸される。...
View Article秋の小さな音楽会 ~ ウィーン・オペレッタ ~ 高齢合唱団
嵐前の雨の中、コーラス仲間Fさんの属するグループが出演する≪第14回 秋の小さな音楽会≫を鑑賞して来た。当方が十年以上前に数回(その他大勢の一員として)登壇した高輪区民センター区民ホールが会場であった。...
View Article童謡「七つの子」 ~ 七羽か七歳か ~ 子ガラスか人の子か
このところ、なぜか、童謡「七つの子」を歌う機会が多かった。 七つの子 野口雨情/本居長世 1921(大正10) 烏(からす) なぜ啼 ( な )くの 烏 ( からす )は山 ( やま )に 可愛 ( かわい )い七 ( なな )つの 子 (こ)があるからよ 可愛 ( かわい ) 可愛 ( かわい )と 烏 ( からす )は啼 ( な )くの 可愛 ( かわい ) 可愛...
View Article出前コンサート ~ 不完全燃焼 ~ 音楽サロン
またまた台風の影響で蒸し暑くなった今日、蝶ネクタイを着けて老人施設への出前コンサートに参加した。演し物は前回(別施設)と同じ(再掲): 虫のこえ 小さな木の実 埴生の宿 菩提樹 男声三重唱 日・独 花は咲く 君を乗せて 秋桜(コスモス) モルダウの流れ メリー・ウィドウ・ワルツ ソプラノ・ソロ 紅葉...
View Article歌 原曲版Der Lindenbaum ~ 破綻 ~ 伴奏 訳詞版「菩提樹」
昨日の音楽サロンで、シューベルト作曲“DerLindenbaum”を当方が荒唐無稽に歌う羽目に陥ったのは、好意でピアノ伴奏を引き受けた主宰者が近藤朔風訳詞による簡約楽譜を用いたのに対し、当方は原曲版に拠ったためであることは記した通りである。...
View Articleすばる望遠鏡停止その後 ~ 部分的再開 ~ 停止原因解明遠し
ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡が停電で運用停止となっていることについての同観測所発表(第1報)を取り上げて半月経った(すばる望遠鏡~大規模停電~無停電電源 (... 2018/9/23(日))ことに気付き、所管する国立天文台のサイトをチェックした: マウナケア山頂域の大規模な停電による共同利用観測への影響について (第二報) 2018年9月27日 (ハワイ現地時間) ~...
View Article癒しの528音楽 ~ 528ヘルツの謎 ~ 実は純正律のド
数字と音楽を趣味とする閑人にとって≪猫に鰹節≫のような新聞記事があった: ≪好奇心くすぐる「528の謎」 遠みち近みち 2018年10月6日 日経夕刊 p.10 ~ピアニストのスティーヴ・レイマンのCD~副題は「癒(いや)しの周波数528Hz」。ヒーリング音楽として~発売している。~今や国内外で様々な528ヘルツ音楽が作られているのだ。...
View Article基準音A ~ 上昇傾向 ~ 聴覚の精度
器楽における基準音A(ラ)の周波数(ピッチ)が時代と共に高くなってきているという話はよく耳にするところだ。古くは415Hz、430Hzなどが標準であったのが、現代では440Hzにほぼ統一されたが、実際の演奏会では444Hzなど、更に高めに設定されることが多いとも聞く。...
View Article蛙の合唱 ~ アリストパネス「蛙」 ~ コアクスィ コアクス
他人様から自費出版の歌集、句集をたまに頂くことがある。いずれも立派な装幀、製本で、意気込みの程も感じられ、有難く拝読する。 蔵書スペースが無いので、読後は、残念ながら廃棄処分とせざるを得ない。 最近拝読した歌集の中に、アリストパネスの喜劇「蛙」を題材とした一首を見た。古代ギリシャの喜劇作品は、その題名さえも知らなかった。このばあい、蛙は“かわず”と読む習わしらしい。 詠者は、喜劇「蛙...
View Article十月素数日 ~ 本日素数特異日 ~ 「3010…013」型素数生産性
今月も早や中旬、忘れないうちに素数日をチェックしておこう。 西暦 20181019 皇紀 26781017 26781019 26781031 2678101 和暦 301013 301027 30103 30109 本日が和暦で素数日に当たるので、この数字で遊んでみた。百の位の「0」に累桁法を適用し(つまり 0 を増減し)て、3010….013...
View Article思い込み ~ 男声女声 ~ 聴覚欺罔
週末、某合唱団のソプラノ・パートの練習中、講師が「男性は歌うな」と注意した。その時、男声メンバーは3人だけだった。他パートの練習時だから当方は(感心しないことだが)聴いていなかった。男性は歌っていない筈だったが、誰かこっそり歌ったのかと思った。...
View Articleこの世をば ~ わが世とぞ思ふ ~ 望月の 千年
今16日、この時刻、空は雲で覆われていて、月は見えない(晴れていても沈みかけで、やはり見ることは難しい)が、月齢は7.4 くらい、ほぼ上弦の月(暦の上では明17日)となっている。旧暦で16日ならば、ほぼ満月(望月)である。 義務教育で教わった和歌 ≪この世をば わが世とぞ思ふ 望月の 虧(かけ)たることも なしと思へば≫(藤原道長)...
View Article童謡「カリガネ」 ~ ナントデムシガ ~ ツキサスセトノ
某施設の童謡を歌う会で、“今年が童謡雑誌「赤い鳥」発刊百周年の節目に当たることにちなんで、忘れられた童謡を歌いましょう”と、吉田一穂/中山晋平「かりがね」の楽譜が配られた。 当方も初見であった。メロディーは癖が無く歌い易いように見えた。歌詞はカタカナで楽譜に書き込まれていた。楽譜は回収されたが、歌詞を復元すれば次のようであった: ≪オチルコノミノ ヨヲココメテ ナントデムシガ ナキアカス...
View Article童謡「かりがね」② ~ 「に」が「の」に誤植 ~ 「かなりや」の影
前回の童謡「かりがね」の歌詞に些か引っ掛かるところがあった。“渡る野分きの さらさらと”が何とも落ち着かない。“野分き”とは端的には台風である。“さらさらと”の優しい響きにそぐわない。...
View Articleすばる望遠鏡停止事故最終報 ~ 原因未公表 ~ 本復旧未済
ハワイ・マウナケア山頂のすばる望遠鏡が停電で運用できなくなった件(ハワイ時間2018年9月13日)について、当局による第4報(最終報)が公示された: マウナケア山頂域の大規模な停電による共同利用観測への影響について (最終報)2018年10月17日...
View Article市場祭り~栗無し柿有り~栗名月
本日は、素数に関しては月日の「1021」を除くほか、年月日で素数に該当する表記は無いので、風雅の境地へと舵を切るべく、栗の買い出しに出かけた。いわゆる≪栗名月≫の旧暦九月十三夜に当たることを思い出してのことだ。 たまたま巣鴨で年中行事の豊島市場祭りがあるので、良質の栗を割安で買えるものと信じていたのだが、栗の影も形も無かった。...
View Article平安遷都の日 ~ 延暦13年10月22日 ~ 辛酉革命の日
よくお世話になる暦のページによれば、今日は「平安遷都の日」だそうで、簡単な説明が付されている: ≪794(延暦13)年、桓武天皇が長岡京から山背国葛城郡宇太村の新京に移りました。「平安京」と命名されたのは、その年の11月8日でした。 平安遷都1100年を記念して1895(明治28)年に創建された平安神宮の例祭・時代祭はこの日に開催されます。≫...
View Article月一合唱練習 ~ メンバー故障 ~ 相対音感頼り
昨日は月一の練習日、久し振りに5名集まるかと期待していたが、一人は体調不良、もう一人は手許不如意で欠席、結局3人でお浚いをした。 伴奏無し、音源無しの、自分たちの音感を頼りにしての危なっかしい音合わせであった。今月の予定演目十数曲のうち、問題ありなのは千代女/成田為三「朝顔や」である。...
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