某≪歌う会≫での」“異調並行唱”について記したのはちょうど2箇月前であった(小学唱歌「みなと」~異調並行唱~原調収束... 2018/7/25(水)、 異調並行唱②~童謡「シャボン玉」~ 直感的... 2018/7/26(木))。
“異調並行唱”は稍ぎこちない語感があるので、以後“異調併唱”と呼び変えることにしよう。
今日、その異調併唱第3幕を経験した。歌は童謡「うさぎ」(うさぎうさぎ なにみて はねる ~)であった。楽譜無しで、ピアニストは会場から聞こえる試唱を参考にしてメロディーを弾き始める。
不思議なことに会場は2派に分れた。当方の属する高音派と、もう一方の低音派である。前回は当方孤独の高音派であったが、今回は人数は不明ながら同志がいた。これにはピアニストも司会者も問題意識を喚起されたらしく、暫く意見交換していた。
その“異調”だが、録音で確認したところ、高音派は変ロ長調(ト短調)、低音派は変イ長調(ヘ短調)であった。ただし、今回の聴き取りはかなり難儀した。一方の調に同調した後、他の調に聴覚を合わせて記憶するのが何故か難しかった。ピッチ差が小さいからだろうか。
因みに、正統な調は、ハ長調(イ短調)らしい。高音派より1音、低音派より2音高い。
楽譜を見て、聞き覚えのメロディーは出だしが間違っていることに気付いた。