本日は、素数に関しては月日の「1021」を除くほか、年月日で素数に該当する表記は無いので、風雅の境地へと舵を切るべく、栗の買い出しに出かけた。いわゆる≪栗名月≫の旧暦九月十三夜に当たることを思い出してのことだ。
たまたま巣鴨で年中行事の豊島市場祭りがあるので、良質の栗を割安で買えるものと信じていたのだが、栗の影も形も無かった。
市場祭りと言えば、身動きもままならないほどの混雑が当たり前だったのに、今回は出店が少なく、会場に余裕があった。人出も少ないようだった。
中央市場の豊洲移転の影響だろうか。築地から豊洲へ、市場が遠くなったことを実感した。手ぶらで帰るのも寂しいので、柿を箱買いした。一日1個でひと月と十日食べ続けられる。
それにしても、栗が一粒も見当たらないとはどうしたことか。まさか、栗名月を意識した人が殺到した訳でもないだろう。
数日前、よく利用する青果店に、栗が1ネットだけ寂しそうに陳列されていたことを思い出した。栗の出盛りは過ぎたのだろうか。
意地になってスーパーも覗いてみたが、やはり栗は無かった。自分の季節感に自信を失いそうだ。