またまた台風の影響で蒸し暑くなった今日、蝶ネクタイを着けて老人施設への出前コンサートに参加した。演し物は前回(別施設)と同じ(再掲):
虫のこえ
小さな木の実
埴生の宿
菩提樹 男声三重唱 日・独
花は咲く
君を乗せて
秋桜(コスモス)
モルダウの流れ
メリー・ウィドウ・ワルツ ソプラノ・ソロ
紅葉
「秋桜」はパート譜が込み入っていて見づらい上、言葉割りが極めて不自然なので、気乗りせず、小さな声で皆さんの陰に隠れるようにして歌った。この作曲者の持ち味らしい。素人の合唱には向かないように思う。
「モルダウの流れ」は、先だって記したように(モールダーウ~モルダウ~モルーーーダウ 2018/8/19(日))、やはり言葉割りが不自然なので歌いながら興醒めするのを止められない。小さな声で自己流に矯正して歌う。
選りによって、この「モルダウの流れ」を今月下旬の某施設文化祭の演目に加えて、暗譜で歌うのだと指揮者が張り切っている。当方は気が乗らないため、全く暗譜できていない。皆さんにぶら下がって一呼吸遅れでついて行く状況だ。練習の度に指揮者にからかわれる当方、あと3週間のうちに覚えなければ。
リハ、本番合せて2時間のお勤めの後、大急ぎで某氏邸の音楽サロン(いわゆるワンコイン制)に向かった。参加者が思い思いに歌ったり、弾いたりして、最後に本日の人気者を(投票でなく偶然的に)決定する趣向であるので、あまり遅れると急行する意味が無くなる。
吝嗇な性格にも拘わらず、タクシーを飛ばして、辛うじて最終局面に間に合った。
この日のために特別に練習する機会が無かったので、次の2曲を歌った:
Der Lindenbaum
山小舎の灯
サロン主宰者が好意でピアノ伴奏をしてくれたが、共通の楽譜の無いぶっつけ本番であるから、上手く行く筈がない。結局、中途半端な、あるいは荒唐無稽な、歌唱に終わった。