ナツミカン ~ 商品化 ~ 種まき
事件・事故ばかりじゃない。こんな、ほのぼのとする新聞記事があった: ≪ふるさと再訪 山口・萩(2)士族支えた夏蜜柑風景再現へ種まき 2016/10/8付 日経夕刊萩市内~は、至る所に夏蜜柑があった。~「土塀と夏蜜柑が萩の象徴的光景となるのは、明治維新で禄(ろく)を失った武士の救済策だったためです」と清水満幸副館長(57)。...
View Article例会ア・カペラ ~ 小学唱歌「早春」 ~ 大誤読
今日の例会は前々回同様、ピアニスト不在のため、3人でア・カペラ練習となった。課題曲の「月」「燃える秋」「Greetings」を主に浚った。「燃える秋」は独唱曲なので3人の斉唱となるが、部分的に音取りが難しい。転調に加えて、臨時記号の増える部分だ。素人だから仕方ないだろう。 「月」(四部)と「Greetings」(三部)も少しずつ音程のややこしい所はあるが、ほぼ出来上がった。...
View Article我等多望の春にして ~ 馳大臣の功績 ~ 鈴木栄太郎
旧制高校の寮歌を歌い継ぐ某団体の一会員が友誼団体の会報に寄せた一文が結構面白く、読み進んだ最後の話題が、いつぞや当ブログで取り上げた岐阜大学の愛唱歌「我等多望の春にして」にまつわるものだった(岐阜大学長~我等多望の春にして~われら愛す 2016/2/29(月))。 この歌の作詞者が“鈴木栄太郎”であることは当ブログにも転載した岐阜大学HPの資料で明らかであったが、その時は全く関心を持たなかった。...
View Article国道45号線 ~ 僧・牧庵鞭牛 ~ 青春のひとコマ
他人様の書き物に便乗してばかりでは気が引けるが、もう一つ、駆け出し社会人時代を思い出させる新聞記事に遭遇したので、記録しておきたい: 道を啓いた僧・鞭牛 2016/10/12付日本経済新聞 夕刊...
View Articleボブ・ディラン ~ ノーベル賞 ~ポピュラー音楽賞
いわゆるシンガー・ソングライターのボブ・ディランにノーベル文学賞の授与が決まった: ≪ボブ・ディラン氏にノーベル文学賞シンガー・ソングライター 「詩的表現を創造」日経ニュース 2016/10/13...
View Articleジンギスカン ~ ドイツ起源 ~ 別れの朝
午前中は≪財産が少なくても遺産分配の遺言状を作成しておいた方がよろしい。裁判に持ち込まれる相続の揉め事の多くは千万円未満の争いである。≫という有難いお話を聞き、午後は≪小学唱歌とドイツ語≫という楽しくも高尚な講話を聴き、有意義な一日だった。 高田の語り部 おおいに語る 「小学唱歌とドイツ語」区民ひろば高南 場所:区民ひろば高南第一(高田2-11-2)日時:10月15日(土)...
View Articleぶんぶんぶん ~ イインと鳴く馬 ~ ブと飛ぶ蜂
保阪先生の講話≪小学唱歌とドイツ語≫で記憶に残った事項を追加記録しておこう。 童謡「ぶんぶんぶん」もドイツ起源である。ドイツ語では Summ,sum,sumだとか。発音は“ズムズムズム”又は“スムスムスム”で、後者は南ドイツからオーストリア方面の発音である。歌詞は、“Summ,summ, summ! Bienchen summ herum! ~~~”と続き、Bienchenが“蜂さん”の意味。...
View Articleエルヴィス・プレスリー ~ ドイツ語歌唱 ~ 幻のスペイン民謡
保阪先生の講話≪小学唱歌とドイツ語≫で更に思い出したことがあるので、追々加する。 懐かしい“Muss i den ( Mußi' denn、Abschied などとも。邦題は「別れ(の歌)」)”も取り上げられ、ドイツ南部、シュツットガルトなどを含むシュヴァ―ベン地方の民謡であることなど解説の後、エルヴィス・プレスリーが映画(GIブルース)の中で歌っているシーンを視聴した。...
View Article青木歌子 作詞 ~ 赫夜姫昇天 ~ 藤井清水 作曲
調べものの最中に偶然目にした歌曲集「新調女聲唱歌」(青木歌子作歌並編1932.3 修正再版)に興味深い作品を多数発見した。編者・青木歌子の詩による歌曲集で、当代一流の音楽家が名を連ねている。 曲名でハタと立ち止まったのが、藤井清水作曲「赫夜姫昇天」である。藤井清水の名は既に馴染みだが、曲名の解読には数秒を要した。因みに、歌詞は次の通りである: 一、「ぬぎ置く衣を形見とし、...
View Articleかべのあと ~ 信時潔 ~ かぜのおと
歌曲集「新調女聲唱歌」(青木歌子作歌並編1932.3 修正再版)は上中下3巻から成り、曲数はそれぞれ18,17,17の計52である。各巻収載の独唱、二部唱、三部唱各曲数を示すと、 独唱 二部 三部 上 12 6 0 中 9 6 2 下 5 9 3 となっている。合唱の練度を上げていくように配慮した構成であるように思われる。...
View Article童謡「あした」~ 大正・昭和 ~ 合唱曲「明日」
清水かつら/弘田龍太郎コンビの童謡「あした」を聞いたのは十五年ほど前の事だ。古い日本人好みの短調で、寂々たるメロディーながら、高音に歌い上げるアクセントがよく効いており、お気に入りの一曲となった。『少女号』大正9年6月号に掲載されたそうだ。 あした お母さま 泣かずに ねんねいたしましよ 赤いお船で 父さまの かへる あしたを たのしみに お母さま 泣かずに ねんねいたしましよ...
View Article公的歌声喫茶 ~ 自己主張客 ~ 飲まず払わず客
遠慮無く声を出せる無料の場を求める本能が格好の催し物を見付けた: 歌声喫茶を開催いたします♪ 2016/10/19平成28年10月22日(土)歌声喫茶を開催いたします。秋の歌をメイン、ゲスト(菅野潤氏)をお迎えして皆様と楽しく歌います。また、当日限定メニューの『おはぎ(100円)』もお試しください。...
View Article土井晩翠~ 旧暦誕生日 ~ 箱根の山
きょうは我らが永遠の愛唱歌「荒城の月」の作詞者・土井晩翠の誕生日である、と思って念のため確認すると、生没データは≪1871年12月5日-1952年10月19日≫と出て一瞬自信を失う。 実は生年の西暦1871年が曲者なのだ。その時、日本政府は未だ西暦を採用していなかったので、公式には明治4年だった。そして、暦法はいわゆる旧暦で、土井晩翠の誕生日は≪明治4年10月23日≫ということになり、一安心。...
View Article蚊食い虫 ~ ガガンボ ~ 鶴バエ
今朝の最低気温は10℃だそうで、平年値を2℃弱下回る。諸々の虫たちに悩まされることも少なくなり、有難い。特に、庭に出ても≪蚊≫に襲われないのが嬉しい。水溜りが無くても発生するのが不思議、と言うか、我が常識に反する。見えない所に水溜りがあるのかな。...
View Articleオガタマノキ ~ 玉串 ~ 神楽鈴
時ならぬ夏日の陽気に誘われて、と言う訳でもないが、皇居東御苑をちらと散歩した。先週、近くの地下鉄駅で突然思い付いて行って見たら“月・金は休園”と門前払いされ、本日再訪したものである。...
View Article訪問コンサート準備~第五十三候霎時施~小雨時々降る
明日の特養ホーム東山訪問コンサートの準備で忙しない一日だった。面倒を先延ばしする悪癖が、齢を取っても治らない。ともかく、歌詞カードや来月用の楽譜などの用意はほぼ出来たので、安眠できそうだ。本番の後に、当方側の都合による施設側との協議事項があることは一先ず忘れよう。...
View Article訪問コンサート ~ 聴衆活性化 ~ 茶の小道具
予想通り時雨の午後、特養ホームでミニコンサートを催した。欲目の所為か、お客さんの反応が月ごとに向上しているようだ。きょうは元気なお婆さん数人が唱和してくれた。お爺さんも歌っていたかも知れない。拍手、手拍子、声援も程々に入り、賑やかだった。 解説にも積極的に突っ込んでくる。当方としては、実際に喋ること以上に下調べをするのが普通だから、突っ込まれるのは、餌に食いつかれたと思えばよい。...
View Article自由意思 ~ ≪脳≫と≪わたし≫ ~ 神経生物学的決定論
図書館に予約を入れて約2か月後に順番が回って来て読み始めた本: 「<わたし>は脳に操られているのか」(エリエザー・スタンバーグ/著、大田直子/訳、2016.9発行:インターシフト 334頁/定価2300円+税)...
View Article植物園市民セミナー ~ 植物工場の今 ~ 将来性
巣鴨の豊島市場で年に一度の市場祭があったので、朝からいそいそと(自転車で)出掛け、柿を1箱買って帰った。スーパーで買うより、1個当たり40円ほど安いかも知れない。ささやかな生活防衛の努力だが、我ながらミミッチい。 その後直ぐに教養モードに切り替えて、セミナー会場に急いだが、半時間ほどの遅刻: 第93回小石川植物園市民セミナー:「植物工場における作物生産」≪...
View Article黄金比 ~ 慣用表現 ~ フィボナッチ数列
日本経済新聞の2016/10/29付夕刊(p.4)のコラムは「自然と芸術」(橋本麻里)であった。タイトルに惹かれて読み進んだが、途中で引っ掛かった。例えば: ≪「線分を一点で分けるとき、長い部分と短い部分との比が、全体と長い部分との比に等しいような比率。1対1.618をいう。古代ギリシアでの発見以来、人間にとって最も安定し、美しい比率とされ、美術的要素の一つとされる」(小学館『大辞泉』)黄金比。≫...
View Article