ボランティアグループで施設訪問コンサートをして来た。グループとしては6回目くらいだそうだが、当管理人は初めての施設だ。
チラシでは“2時~”となっているので、リハーサルなどの時間も見込んで、1時15分前に着いた。バイオリニストのM嬢が先着で路上で何かを捜している風だった。誰かと待ち合わせだと言っていたので、先に受付に入った。一番乗りとなった。
介護付き有料老人ホームとあって、外来者には上履き、マスクの着用が求められる。どちらも持参していなかったが、用意してくれた。
他のメンバーは1時半ころから到着し始め、話を聞くと、この施設ではリハーサル無しで、つまり部屋が無いとのことで、いきなり声を出すのだと知った。発声練習くらいは行いたい。
チラシにあった“2時~”は、いわゆる誕生日会の開始時間であった。結局、我々の出番は2時半近くからになった。出演は歌手11、チェロ2、バイオリン2、プサルタ1、フルート1、ピアノ1、指揮(兼ソプラノソロ)の計19名、演目は次の通り:
1.早春賦
2.春の日の花と輝く
3.さくら さくら
4.春の唄
5.埴生の宿
6.金婚式(弦楽合奏)
7.涙そうそう
8.愛燦燦
9.モーツァルトのメヌエット(弦楽合奏)
10.ある晴れた日に(ソプラノソロ)
11.ふるさと(無伴奏)
お客さんは、入居者とスタッフの約60名で、このグループとしては盛会と言うべきか。演奏者がこれだけ多いと、緊張感を欠くことになり、良く言えばリラックスして歌う事が出来る。楽譜に拘らず、気ままにハモリを付けた。苦々しく思う人もいるだろうが、“調和”を乱してはいない自信が有るので、我が道を行く確信犯となる。
終演後はお茶とシュークリームで労われ、臨時の総会のような話し合いも行われた。会長(女性)が今月限りで退任したいと、後任期待の男声メンバーに水を向けるが、固辞されて、まとまらない。自発的に会長を引き受けようという奇特な人はいない。どうなるのだろう。