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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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豊洲市場空洞 ~ 事務責任問題 ~ 根本問題

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東京都(知事)が豊洲市場問題に関する調査に一区切りつけたと報道されている。その要点は、新設建物の地下に既定の整備方針に反して、盛土をせず、空洞(地下空間)を残したことにつき、その時期と責任者を特定したことらしい。
 
それはそれで一つの成果ではあるが、問題の本質を突いているとは到底思えない。組織の事務部門が機関決定に反して事業を進められた原因ないし理由、方針変更の理由、空洞残存の得失など、根本的な疑問が取り残されままだ。
 
そもそも、方針変更時期がいつで、責任者は誰かなどということは、組織内の関係者であれば直ちに答えられることだろう。詳細についても、書類をめくれば疑問の余地無く明らかになる筈だ。前回の報告時には紛失とされた書類が、再調査指示のあと見付かったなど、子供だましの狂言(虚言?)に類する。過去にも同じ様なお芝居があったような、、、。
 
事務方が提出した前回の報告書は、新知事の出方を探る意図のもとに作文されたものであったことは想像に難くない。「真相」を暴かれたくない事務方の抵抗は何処までも続くのだろう。事情を知る内部の関係者が自発的に語らない理由は知る由もないが、一般的には、自己及び仲間に不利な影響が及ぶことを嫌うのは人の常だ。
 
事務方へ外部からの強大な圧力があるのかも知れない。とすると、新知事さんもまだまだ苦労が続くことになる。いわゆる政治家ならば、程々のところで妥協するだろう。
 

正規の機関決定に反する業務処理についての懲戒という形式的な処分で一件落着となれば、関係者は胸をなでおろすことだろう。


想像すれば、事の真相は、事務方による善意の独断、独走だった可能性も否定できない。空洞を残置する方が経済的で、合理性もあると判断したのかも知れない。当管理人も、素人考えながら、盛土より空間に賛成だ。

何を大騒ぎしていたのだろうと振り返れば、肝腎の疑問点は依然として未解決のままだ(築地市場豊洲移転問題新展開筋書き通り? 2016/9/21())。

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