一けた台のお客さんのリクエストに応えて次のような愛唱歌を(曲によっては複数回)ほぼ斉唱で歌う、“歌声喫茶”風の演奏会になった。
湯島の白梅
ともしび(ロシア民謡)
荒城の月
春の唄(喜志邦三/内田元)
どこかで春が
花は咲く
この日のために特に用意した区歌、都歌や輪唱曲には、出番が無かった。充実した配付資料は、将来日の目を見ることを願うのみ。企画としては失敗の極だが、何故か楽しかった。
こちらからの押しつけでなく、お客さんの希望に沿って歌ったからだろうか。或いは、難しい演奏から解放されて楽をしたからか。
今回の企画は、会館側から依頼されて実現したものだと認識しているが、どのような需要が有るかの情報が欠如していたことを反省している。もし、来年もお声が掛るなら、今日は貴重な経験をしたことになるのだが。