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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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「同期の桜」作詞者~詩「二輪の桜」~歌謡曲「戦友の唄」

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『軍歌と日本人』(2014/2/21()既出)の「同期の桜」の項に次のような記述がある:
 
“「同期の桜」の歌詞は昭和13年詩人の西條八十が発表した「二輪の桜」である。曲は14年に大村能章が作曲した「戦友の唄」。「戦友の唄」に「二輪の桜」を付して昭和19年頃から海軍内で歌われはじめたものが、「同期の桜」になったとされている。”
 
つまり、「二輪の桜」の詩を「戦友の唄」の曲に載せたものが「同期の桜」であるということになる。「戦友の唄」の歌詞はどこへ行ったのだろうかと気に掛る。記述は次のように続く:
 
“~作詞者には西條八十とは別に二人の作者がいる。元海軍兵曹長の岡村幸と元海軍中尉の帖佐裕である。この二人が偶然同時期につくったものの、二人とも作者として名乗らなかったため、作詞は西條八十とされ現在に至っている~”
 
これは不可解な文章だ。一つの歌の歌詞を偶然に三人の人物が(ほぼ)同時期に作ったというのか。
 
「同期の桜」の歌詞には3人の作者が存在する(関係する)らしいことは解る。作曲者については疑問は無い。ただし、その曲にもともと付いていた歌詞はどうなったのか気に掛ることは前記の通りだ。
 
結局、ネット検索で確認することになった。ウィキペディアなどによれば、「戦友の唄」の歌詞が「二輪の桜」であるらしい。この歌詞に多少手を加えて軍隊内で歌うにふさわしいようにした人達がいて、そのうちの二人の名前が明らかになっているというのが真相らしい。
 
『軍歌と日本人』は、スペースの制約から記述を簡略にし過ぎて理解困難な文を載せたのだろうか。それとも、当管理人の脳が貧弱なのか。加齢で、委縮しているだろうからなあ。
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