万能の「STAP細胞」を巡る不穏な空気が収まる気配が無く、信憑性を疑われた研究グループが詳細な作成手順を公表した。早ければ1,2か月で決着がつくのではないか。
先にも書いたように、研究成果の真偽は、追試で必ず明らかになるので、デッチ上げは考えにくい。実験管理の不備による試料の汚染(他からの混入)による誤認定の可能性の有ることも前に書いた。いずれ判明することだから、そんなに先走る必要も無いのだが。
これに関連して思い出した科学史上の事件がある。
ダイアモンドを人工的に製造しようと苦闘していた研究者の助手が、気を利かして天然ダイアモンドの屑を密かに実験装置に投入したのだ。そうとは知らない先生はダイアモンドの細片を検出して喜び、成果を発表したという次第だ。
科学少年だった頃に読んだ話で、いつ、どこで起きたのかなど、はっきりしたことは記憶に無い。
改めてネット検索したところ、この逸話の真相は不詳らしい(ウィキペディア「合成ダイヤモンド」)。