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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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機内クラシックチャンネル~タンホイザー行進曲~番組終演

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北国出張の往復機内オーディオサービスでクラシックチャンネルはワーグナー特集であった。ローエングリン、ニーベルングの指輪などオペラの抜粋に交じって、タンホイザーの大行進曲(歌の殿堂をたたえよう)が掛った。
 
≪さくらの会≫のミニコンサートで「タンホイザー行進曲」として日本語で三部合唱したのは3年前だ(コーラス公開練習~米寿記念~プロ・ラガー2013/11/23())。元歌である“Einzug der Gäste auf der Wartburg―――Freudig begrüßen wir
die edle Halle”の内容とは無関係な日本語歌詞を補う意味で、原語で一節紹介したことを思い出した。
 
クラシックチャンネルに一所懸命聴き入った積りだけれども、騒音と睡魔のため、結局ウヤムヤになった。≪トリスタンとイゾルデ≫から「イゾルデの愛の死」を歌うビルギット・ニルソンの声ばかりが耳にこびりついている。この機内番組は今月でおしまいだそうだ。十数年に亘り、間歇的に楽しませて貰った。
 
蛇足:機内誌にドイツの黒パン事情が豊富な写真入りで特集されている。プンパーニッケル Pumpernickel という、“全粒と粗挽きのライ麦を90%以上使い、16時間以上じっくりと焼く、どす黒く、ずっしりとしたパン”だ。その焼きたての直方体1本の重さが約13kgあるそうだ。
 

全粒粉90%以上の「フォルコンブロート」とあるが、「フォルコルンブロート」のことだろう。口語では前者のように聞こえるのかな。模範発音を聴いてみると、「フォルコーンブロート」に近かった。Vollkornbrot すなわちWholegrain bread すなわち「全粒パン」だ。

 
東京駅近くの有名ビルの地下街でこの手のパンを店内焼きで売る有名パン屋さんがあったが、2年ほど前にドイツパンを扱わなくなった。ファンの一人として寂しい思いをしたものだが、やはり、重くて固くて酸っぱい黒パンは、日本ではモテないのだろう。
 
多様性が叫ばれる一方で、均一化の流れは経済原理で進行中なのだ。

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