時を遡ること420年の昔、西暦1596年9月5日、慶長伏見地震が発生し、伏見城の天守が大破したそうだ(ウィキペディア)。旧暦では慶長元年閏7月13日となっている。この日付が気になった。暦法には不案内だが、新月の日を以って月始めとしていたとすれば、満月は大体16日となるので、13日は満月に近い。
地震は新月、満月の時に発生し易いのではないかとの俗説があり、当方もこの俗説に強く惹かれている。実際には研究者による統計的調査から、あまり直接的な関係は無いとの結論が出ているようなのだが。
そこで、上記旧暦法に関する理解が正しいものとして自分で少し調べることにした。先ず、8世紀以前の主な地震記録(ウィキペディア)を並べて見た:
問題は、旧暦日付が1、16、30に近いかどうかという単純なことである。定量的な基準を抜きにして、大雑把な印象としては、かなり相関関係がありそうに思われる。一番下の≪797年(延暦16年)8月14日 ≫には旧暦表示が無かったが、換算サイトで苦労して7月14日と判定した。