特養ホームでの月例コンサートの日だったが、いろいろ手違いなど有り、折角用意した必要部数の歌詞カードを持参できなかったり、集合時間に遅れたり、昼食を食べ損なったりした。直前リハーサルも不十分であった。
曲目は次の通り(既載 2016/8/19):
海 (松原遠く) |
砂山 (山田耕筰) |
この道 |
芭蕉布 |
青空の小径 (ピアノ+フルート) |
さとうきび畑 ( 同 ) |
Santa Lucia |
琵琶湖周航の歌 |
庭の千草 |
朝 |
知床旅情 |
憧れのハワイ航路 |
前から感じている通り、この施設のお客さんは、反応が静かだ。積極的に唱和する人はいない。おとなし過ぎると言えるが、実は認知症気味の方々であるとのことだった。歌詞カードが有ろうが無かろうが、あまり歌わないのだと聞かされ、今日の我が忘れ物も大勢に影響なかったと知り、ホッとするのもおかしなことだ。
とにかく、歌詞カードが無いのだから、当方で歌詞の先触れ(前読み)をしようということになった。その結果、肝腎の先触れが、突然の任務とあってタイミングがちぐはぐになるのは必然であった。一人ヴォーカルとなった相棒(声の佳く通るバスバリトン)も重圧のため普段の実力を十分に発揮できない。当方も時々加勢して歌うと、今度は先触れが疎かになる。
などなどで、かなり乱れた演奏になったが、反面、堅苦しさが抜けて、お客さんには結構楽しんで頂いたようにも思う。実際、盛んに手拍子で参加する人がいたし、歌声も小さいながら聞こえて来た。反応が静かだなどと否定的に捉えず、プラス思考に切り替えよう。