昨日、一昨日の合唱コンクールで出場各校の演奏した自由曲リスト(全35曲)を見ると、作詞者、作曲者(編曲を含む。)にかなりの偏りの有ることが判る。物好きと笑われそうだが、人気作者の統計を取ってみた(作品が複数採用された作者):
作詞 谷川俊太郎 6 中学校3、高校3
新川和江 3 中学校1、高校2
作曲 信長高富 5 中学校2、高校3
松下 耕 5 中学校4、高校1
鈴木輝明 5 中学校2、高校3
千原英喜 3 中学校1、高校2
木下牧子 3 中学校のみ
三善 晃 2 高校のみ
世に作詞家、作曲家と言われる人がどれくらいいらっしゃるか、見当もつかないが、とにかく多いことは確かだ。その数ある作品の中から選択された結果がこれほど特定の作者に集中するのは異常ではないかと思うのは、埒外者の僻みか。
各作者について論評するほどの知識は持ち合わせないが、作曲の信長・松下・鈴木、言わば御三家については、共通の印象がある。恥ずかしながら、音取りが難しいということだ。特に鈴木(次いで信長)については恐怖に近い記憶がある。
準御三家の千原・木下・三善にも難しい曲はあるが、当方にも歌えるような曲がある。(当方の基準に従えば)見事に御三家・準御三家のグループ分けが形成されている。これは偶然とは思えない。コンクールでの入賞を狙う意図が現れた結果であると思う。