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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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合唱コンクール~高校生~しょうふは いないか

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昨日に続き、合唱コンクールを聴いた。高校生の部で、出場14校と少ないので全部聴くことにした。休憩を挟んで約3時間の長丁場で、途中睡魔に襲われ、手から団扇を落とす失態をしでかした。まさか落下音が会場に響いたとも思えないが、直後に司会者から“物音をたてないように”との注意があった。
 
演奏についての全体的な印象は、昨日と大差ない。彼らの声が人工的、金属的に聞こえるのは、主としてソプラノの高音が強過ぎる場合である。それを抑制すれば、随分聴き心地が良くなるはずだ。コンクールだから、演奏のメリハリを効かせるために強弱を強調する傾向はあるだろう。それがソプラノの高音を一層強めていると思われる。過ぎたるは及ばざるが如し。逆張りが有効ではないかと思う。
 
無声音の多用も耳障りだった。合唱指導では無声音を推奨する傾向があるが、当方には全く理解できないことだ。母音を明瞭に発音した方が柔らかく、心地よく聞える筈なのに。
 
合唱における歌詞の役割は何かということも考えさせられる。日本語ならばほぼ聞き取れて、理解できる場合もある。全く解らない場合もある。今日たまたま聞き取れた歌詞で、≪しょうふは いないか≫と連呼するのがあった。前後の関係で、「樵夫」かと思ったが、自信は無い。普通は「きこり」と読ませる語だ。普段「しょうふ」と聞けば、「娼婦」かと思うだろう。
 
出場校の顔ぶれ及び審査結果を見ると、音楽を標榜する学校などに伍して、都立校が意外に健闘している。芸術高校ではなく、校名を見る限り普通高校であるのも意外だ。

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