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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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八朔~夏みかん~二百十日

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古風な言い方で八月朔日(さくじつ)の今日8月1日、ナツミカンによく似たハッサク(八朔)の語源であるそうだ:
 
デジタル大辞泉プラス八朔
和歌山県、広島県など西日本地方で生産される柑橘類。~甘みのほかに、独特の酸味と苦味がある。江戸時代末に広島県の寺の境内で偶然発見されたもので、旧暦の八月朔日(ついたち)になると食べられるようになることから、寺の住職が「八朔」と命名したと伝えられる。
 
ナツミカンのように身近に生えてはいないので、落果にありつく事は無い。最近食べた記憶も無いが、甘味があってナツミカンよりは食べ易そうだから、実生で育ててみたい誘惑に駆られる。
 
種子を入手するには、先ず果物の現物を買わなければならない。解説には≪最も美味しく食べられる旬は2月から3月です。また完熟ものは3月から4月中旬位までとなります≫とあるから、今頃は店頭で見付けられないのだろう。来年まで待つとしよう。
 
果物のハッサクが見出だされる前から「八朔」は歳時記に載っている:
 
(大辞林第三版) はっさく【八朔】
陰暦八月朔日ついたちの称。古く農家で,新穀の贈答や豊作祈願・予祝などの行事が行われ,のち一般化して,贈答の慣習を生んだ。江戸時代には,徳川家康江戸入府の日にあたることから,諸大名・旗本は白帷子しろかたびらを着て登城し,祝詞を述べた。また,江戸吉原では,紋日もんびとされ,遊女は白小袖を着た。[季]秋。
陰暦八月一日前後に吹く強い風。
ミカンの一品種。広島県で多く栽培される。果実は夏ミカンよりやや小さく果皮がなめらかで甘みがある。温州ミカンと夏ミカンの中間の時期に出回る。
 
も②も知らなかった。一般人には死語同然なのだろう。②の“強い風”と言うのは、“二百十日”と類想のようでもある。偶々、今年は、9月1日が旧暦8月1日に当たる。

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