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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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熊本城再建~復興選択肢~現状保存

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熊本地震から3か月を過ぎた。生々しいニュースは減り、復旧・復興の動きが多く伝えられているようだ。日本の国力を以ってすれば、原状復帰にさほどの時間は要しないと思われる。どれほどの資源を注ぎ込むかの問題である。
 
地震で崩落した橋梁がある一方で、熊本城の櫓が辛うじて片足で踏み止まったような姿が驚異的である。如何にも不安定に見えるその櫓の処置は明らかに急を要する。始まった本格的な工事は、一枚の写真を見るだけでも、相当大掛かりなものであることが解る。

イメージ 1 
熊本地震により崩落し、わずか1本の石組みで倒壊を免れている熊本城の飯田丸五階櫓(やぐら)。周囲に鉄骨を配置して支え、石垣への荷重を減らす工事が行われた=25日午後、熊本市中央区(時事ドットコムニュース 2016/07/25-17:31
 
伝えられるところでは、≪熊本城は石垣の復旧に約350億円、天守閣をはじめとする建造物の修復に約210億円が掛かる見込み≫だそうだ。具体的にどのような処置を施すかの結論は、元通りの姿での再建ということなのだろう。
 
財源の見込みも立っているようだから、議論を蒸し返す必要は無いだろうが、当初から≪原形再建≫しか考えられなかったのだろうか。≪現状保存≫という選択肢は無かったのか、提案は無かったのか、知りたい気分だ。
 
奇跡的に一本足で耐えた姿も永久保存に値するように思われるが、どうだろう。勿論、そのまま放置することを奨めるのではない。安定を確保する補強工事は必要である。感動的な一本足の“美観”を損なわずに安定させる工法は、現代の技術を以ってすればさほど困難ではないだろう。
 
また、それなりの工事費を要するだろうが、恐らく上記の再建工事費より一桁少なくて済むのではなかろうか。≪少ない費用で大きな効果≫ではないかと内心自画自讃するのだが、工法も費用も見積もっていないから、残念ながら空想の域を出ない。

“火の国火の国阿蘇火の山~”とメロディーも覚えているのだが、歌のタイトルは、作詞・作曲者は?









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