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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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「全國大學專門學校高等學校校歌集」④~熊本高等工業学校校歌~南能 衛

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「全國大學專門學校高等學校校歌集」をめくっていたら“南能衛 作曲”とあるのが引っ掛かった。見覚えのある人名だった。熊本高等工業学校校歌なのだが、これは初見である。
 
朧げな印象が横浜市歌に繋がり、確認したところ、やはり、横浜市歌の作曲者であった。ちょうどひと月前に“横浜開港五十年記念市歌~文豪森鷗外クン~継承百年余”で取り上げているではないか(2014/1/25())。我が脳内メモリー性能の劣化が目立つ。
 
ところで、“南能衛”と表記されているのだが、ウィキペディアによれば、“みなみよしえ・のうえい”と読む。であれば、“南能衛”と表記するのが普通だろう。ミスプリか、それとも、“みなみの・まもる”とでも読んだのか。当管理人は、そう読んでいた。
 
曲は、ハ長調4/4拍子、立派なピアノ伴奏譜が付いている。いわゆる寮歌風でなく、今風の校歌のような明るいメロディーだ。
 
ウィキペディアからの孫引きだが、“『村祭』のほか『村の鍛冶
屋』が南の作曲であるとの伝聞がある(出典:『日本唱歌集』堀内敬三著)”そうだ。とすれば、お名前は存じ上げなかったが、随分身近な存在だったと言える。
 
没年に、1952年(71歳)と1944年(63歳)の2説あるのも謎めいている。後者が正しければ、本年は“南能衛 没後七十年”の節目に当たる。
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