副都心で半月ぶりのランチタイムコンサートを楽しんだ:
第417回 魅惑の歌曲と情熱溢れるモーツァルトのオペラ
《出演》 金持 亜実(S) 黄木 透(T) 大澤 里紗(Pf)
Aプログラム12:05~12:25
1 鐘が鳴ります 北原白秋/山田耕筰 [黄木]
2 この道 北原白秋/山田耕筰 [金持]
3 献呈 リュッケルト/シューマン [金持]
4 暁は光から ダヌンツィオ/トスティ [黄木]
5 Stand Alone 小山薫堂/久石譲 [二重唱]
Bプログラム12:35~12:55
1 ああ、なんという忌わしい光景が [二重唱]
2 今こそ、私の愛しい人を [黄木]
1~2 モーツァルト≪ドン・ジョヴァンニ≫から
3 岩のようにじっと動かず [金持]
4 まもなく許嫁の腕に抱かれるのだわ [二重唱]
3~4 モーツァルト≪コジ・ファン・トゥッテ≫から
歌手お二人のお名前が珍しい。“金持”は“かねもち”にしか見えないが、“かなじ”だそうだ。“黄木”は“きぎ”かと思ったら、“おうき”だという。湯桶読みに重箱読みでバランスが良い。
申しぶん無い声とテクニックをお持ちのお二人、まさにお得意の曲目を選んだプログラムなのだろう、ソプラノとテノールの魅力を存分に発揮し、二重唱も良かった。黄木の声の持続力と金持の表現力の豊かさも印象に残る。後半Bプログラムのオペラ二重唱では演技も堂に入って、魅せた。