もう4年以上前、数字“666”の言い伝えを記した(罪と罰~ロジオン・ロマーノヴィチ・ラスコーリニコフ ~666 2012/1/22(日) など)。今日の西暦による日付は“2016年6月6日”だから、全6個の数字のうち後半の3個が“666”というわけで、今日は特別の日であるということにしよう。
特別と言うのは、具体的には何かしら悪い意味が込められている“不吉な数字”らしいのだが、クリスチャンではない当方には、出典とされるヨハネ黙示録を読んでも、なぜ666が不吉なのか、全く腑に落ちない。
≪獣が3年半の間、世界を支配した≫との記述が(聖書に?)あるそうだ。月数に直せば“42”で、6を約数に持つ。“42=6x7=6x6+6”と分解すると、またまた6が3個並ぶ。聖書編纂者はこれに気付いていたのだろうか。
現今の算用数字(アラビア数字)がヨーロッパで一般化するのはかなり後の事らしく、当時はいわゆるローマ数字を使用していたと思われる。だとすれば、“666”ではなく“ⅵⅵⅵ”或いは“ⅥⅥⅥ”と記されたのだろうか。数字の形ではなく、数そのものに意味があるのだろうから、この際表記法は無視するべきか。