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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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職人の素質~耳・音・戈(ほこ)~歌える 

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普段は無用の長物、資源の無駄遣いと唾棄する東京都広報だが、[平成285月号]には素晴らしく気の利いた囲み記事 ≪東京マイスター≫ が載っていた:
 
「職」に宿るは音とリズム  一級建具製作技能士 友國三郎さん
 

“友國さんは~木製建具を作っている。浜離宮恩賜庭園内「松の御茶屋」の復元などにも携わった一方、教会の建具制作など新しい仕事にも取り組む。「50年以上やっていても、やったことのない仕事ばかり。ものづくりの世界は終わりがない」と。イメージ 1
 ~子供の頃から名工を間近に見て育ち、ものを作り出す刃物の技に憧れた。18歳で東京に来て、先に働いていた兄の仕事を見て習う。
 今では「藍より青く」がモットー。教わった人を超えたいし、後進たちにも自身を超えていって欲しいと思う。秘密は一切つくらず、聞きに来れば何でも教える。
 ~かんなの刃を研ぐ治具を自作する~正確に研いだ切れの良い刃物で仕上げると、木に耐水性が生まれ、長持ちする。友國さんは、そのような「技」を売っているという。
 これから建具屋を目指す人へのアドバイスは、「歌が歌えれば素質がある。音感・リズム感が大事だ」と。刃物の切れは音でわかるし、ノミや玄翁(げんのう)をたたくのもリズムが肝要とのこと。「職人の『』の字を分解すれば、耳・音・戈(ほこ)でしょう」と笑ってみせた。”

 
歌好きとしては、自分が褒められたような好い気分だ。尤も、当方は至って不器用、義務教育を受けていた間、図画工作で褒められたことは一度も無い。その頃は歌っていなかったから、友國さんの格言を否定することにはならない。
 
今はどうか、と改めて考えるまでも無く、やはり不器用だ。音感はまーまーだが、リズム感に欠けるのだ。これは諦めるしかない。難しいリズムの歌は敬遠するに限る。上手な人達にお任せするのが賢明。
 
の解剖所見にも感心する。友國さんの理論の通りにの字が考案されたとは思わないが、この所見、漢字に関わる人には周知のことなのだろうか。

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