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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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小さな空~武満徹~切腹

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このところ、コンサートに行くと、「小さな空」(武満徹詞・曲)を聴くことが多い。先日初めて顔を出した生涯学習のコーラス教室では、高校音楽の教科書に載っているこの歌が取り上げられた。イメージ 1
 

偶然かと思っていたが、実は、今年が武満の没後二十年であることを知り、納得した。ネット情報で、≪武満(たけみつとおる、1930108- 1996220日)は日本の作曲家。『切腹』(1962年、第17回毎日映画コンクール音楽賞受賞)、~≫などとあった。

 
切腹』という映画のタイトルが妙に気になって来た。五十数年も前のことだが、切腹をテーマにした映画を観たことがあり、年代的に一致する。今度は、『切腹』を検索し、まさに当方の観た映画であることを知った。
 
≪『切腹』(せっぷく)は、1962日本映画。昭和37年度芸術祭参加作品。
~~~武家社会の虚飾と武士道の残酷性などの要素をふんだんに取り入れた、かつて日本人が尊重していたサムライ精神へのアンチテーゼがこめられた作品である。~16回カンヌ国際映画祭審査員特別賞、第13毎日映画コンクールでは日本映画大賞・音楽賞・美術賞・録音賞を受賞した。また、ブルーリボン賞では橋本忍が脚本賞、仲代達矢が主演男優賞を受賞した。さらに『キネマ旬報』においてはその年のベスト3に入賞した。≫(ウィキペディア)イメージ 2
 
当時、『切腹』がそんなに凄い名作だなどと露知らず、多分、友人に誘われて観に行ったように記憶する。彼は『切腹』の評判を知っていたに違いない。あるいは、仲代達矢がお目当てだったのかも知れない。
 
映画音楽の作者が誰であるかなど、全く関心の無い当方、武満徹の名も勿論知る由もない。後に世界的に高い評価を得る武満の作品を、それと知らずに聴いていたことを半世紀以上も後に知るとは、不思議な巡り合わせだ。

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