郊外電車に一駅乗って施設訪問ミニコンサートをやって来た。風は冷たかったが、三十分ばかりの演奏で汗だくになった。
≪優っくりグループホーム池尻≫ 1430~1510
皆さんご一緒に
さくらさくら 江戸歌謡
朧月夜 文部省唱歌
春の歌 野口雨情/草川信
二重唱
春の日の花と輝く トマス・ムーア 堀内敬三/アイルランド民謡
いにしへの 伊勢大輔/信時潔
フルート
トロイメライ シューマン
シチリアーナー J.S.バッハ
皆さんご一緒に
学生時代 平岡精二
仰げば尊し 文部省唱歌
空より高く 新沢としひこ/中川ひろたか スコットランド民謡
蛍の光 稲垣千頴/スコットランド民謡出演はヴォーカル二人で、うち一人がフルート兼任、もう一人(当管理人)が進行係を務めた。お客さんは約三十人、(いつものことだが)様々な人がいて退屈しない。
「仰げば尊し」に関連して、元歌“Songfor the Close of Sxhool”を紹介し、「空より高く」では後半のメロディーが「蛍の光」なので最後にそれを歌い、その元歌“Auld
Lang Syne”が必ずしも別れの歌ではないことなどを説明した。
終演、帰り支度をしているところへ上品な老婦人が話しかけて来た。“この歌をしっかり覚えたいのですが”と出だしを少しお歌いになったのが“Auld Lng Syne”だったのでびっくりした。
明らかに耳で聞き覚えた発音であった。御親戚の方がイギリスに住んでいて、とのことであった。本当は全部歌えるところを、少し控えめにご披露して下さったのかも知れない。いずれにしても、ご本人は“Auld Lng Syne”がお好きで、気兼ねなく歌える機会を待望しておられるように思われた。
施設のコンサートのお客さんには、童謡・唱歌や歌謡曲方だけでなく、クラシック曲、外国曲などを好まれる方もいらっしゃるだろうから、欲を言えば、演目はもっと幅広い構成にした方がよさそうだ。当方の負担は重くなるが。