朝刊をパラパラ捲っていて、≪国歌斉唱≫に目が止まった。歌も、国歌も、斉唱も我が関心事の中枢にある。記事は次の通り:
野球には無関心、まして開会式など見た事も聴いたことも無いので、どんな具合に取り運ばれるのか知らない。しかし、“国歌斉唱は~~~さん(18)が務めた”とはどういう状況だろうかと不思議に思った。大勢の観客になり代わって1個人が“斉唱”したものだろうか。
常識的に推測すれば、観客の斉唱をリードする、言わば音頭役を○○さんが務めたのではないか。つまり、優秀な歌い手が観客の斉唱に合わせて歌ったものと思われる。そのような場合に、“国歌斉唱は~~~さん(18)が務めた”と表現するのが日本語の作法なのか。
新聞日本語では、このような省略語法が一般的になったのか。せめて、“国歌斉唱のリードは~~~さん(18)が務めた”ぐらいに書くべきではないかな。
独りよがりになってもいけないので、一応、辞書に当たっておこう: