朝日新聞朝刊≪東京の空にインコの大群? ねぐらを追跡してみたら≫の見出しが目に入った。
“「練馬区の住宅街で早朝、電線にインコが十数羽とまっていた」。同僚からそんな情報が寄せられたのは昨年7月。東京に野生のインコの群れ!?
場所は都営大江戸線の練馬春日町駅近く。スマートフォンで撮られた写真には、緑色のインコのような鳥が写っていた。地上のヒマワリとの間を行ったり来たりしていたという。
翌朝、現場へ。だが都道沿いの電線にはハトしかいなかった。近所の人や通行人に尋ねたが、インコは見たことがないという。区保健所の担当者も「聞いたことがない」。区政への意見を募る区役所の「区民の声窓口」でも調べてもらったが、手がかりはなかった。
ネット上には都内のインコの目撃情報があった。~ワカケホンセイインコ~昨年9月、情報が多かった東京工業大大岡山キャンパス(目黒区)のイチョウ並木に向かった。しかし、この日は1羽もいなかった。
東工大非常勤講師で京都大野生動物研究センター研究員の池田威秀(たけひで)さん(39)によると、多い時は約1800羽が集まっていたが、7月に見たのが最後という。
年が明け、今月13日「ワカケの情報が入りました」と連絡があった。川崎市の公園へ向かった。犬の散歩中だった近所の女性に聞くと、昨年夏ごろから集まり始めたという。大岡山キャンパスから群れがいなくなった時期とほぼ同じだ。”
この記事からインコの所在(目撃)推移をまとめると次のようになる:
目黒区 (退去?)2015年7月 → 川崎市(常駐?)、練馬区(通過?)
当方がインコを目撃したのは、2015年10月、文京区内なので、目黒区(東工大キャンパス)から練馬区へ移動した群れの一部かも知れない。結局、古巣に近い川崎市の方へ去ったのかな。
念の為ネット検索したところ、区内では以前からインコが目撃されているようであった:
“本郷で見た「緑の鳥」 確か2010年の秋頃が最初だったと思いますが,安田講堂の前の広場で休んでいる時に,ちょっと変わった鳥が気になるようになりました。それは緑色をしていて,集団で行動し,ギーギーうるさく鳴き(オナガに近い感じ),何より壁に留まるのです!”(Narimasu_0717 Blog 2012年1月16日)
いずれまたお目にかかるかも知れない。