先週に引き続き副都心のランチタイムコンサートを楽しんで来た:
第403回 あなたの心をホッとさせる時間
藤谷佳奈枝(ソプラノ)/岡昭宏(バリトン)/小山里巴(ピアノ)
Aプログラム12:05~
1 パパパの二重唱 モーツァルト≪魔笛≫ [二重唱]
2 たんぽぽ 三善達治/中田喜直 [藤谷]
3 たあんきぽーんき 山村暮鳥/中田喜直≪六つの子供の歌≫ [岡]
4 妖精の瞳 トレマコルド/デンツァ [岡]
5 富も栄華の家柄も~フランス万歳!ドニゼッティ≪連隊の娘≫[藤谷]
6 唇は黙して レハール≪メリー・ウィドウ≫ [二重唱]
Bプログラム12:35~
1 少女から神様への?マークつきのお手紙
永遠にあこがれたら
もんだいは
恋のわらび唄
忘却 寺山修司/大中恩≪ひとりぼっちがたまらなかったら≫[藤谷]
2 椰子の実 島崎藤村/大中寅二 [岡]
3 忘れな草 D.フルノ/エルネスト・デ・クルティス [岡]
4 オ・ソーレ・ミーオ エドゥアルド・ディ・カプア作曲 [二重唱]
≪忘れな草≫のイタリア語原題は≪NonTi Scordar Di Me≫で、“僕を忘れないで”という意味だそうだ。映画≪忘れな草≫の主題歌として歌われたので、その名で呼ばれると言うのだが、ネット検索してみると、同名の作品が複数あるようで、俄かにはどれを指すのか判然としない。
藤谷は、久し振りに聴く本格派ソプラノだった。特技を一通り披露する曲を選んでいるようだった。その意味で、先週の黒田詩織とは対照的だ。高音では三点ホ(高い高いミ)♭を朗々と響かせていた。
尤も、最後≪オ・ソーレ・ミーオ≫の終唱部コーダは、中途半端な印象だった。そういう微妙な編曲だったのか。バリトンの岡の音域に合わせた結果なのか。あるいは、当方の感覚異常か。