今年最後の本番を昨日、北国で催した。北国とは名ばかりの異常な暖かさ、この冬は雪も少ないだろうと思わせる上天気で、お客さんも大勢着て下さった。
施設側の計数では120名ご来客とのことで、≪さくらの会≫としてはトップクラスの盛況であった。
≪二つの「ペチカ」≫ 北原白秋作詞/山田耕筰・今川 節作曲
≪言ひ伝へ≫ 中田羽後作詞/チャイコフスキー 作曲
≪Amazing Grace≫ ジョン・ニュートン作詞/曲アイルランド・スコットランド民謡
≪Ave verum corpus≫ 歌詞 キリスト教典礼文/モーツァルト作曲
≪ 母≫ 竹久夢二作詩/小松耕輔作曲/青島広志編曲
≪落穂ひろひ≫ 北原白秋作詩/黒澤隆朝作曲
≪大新宿区の歌≫ 服部嘉香作詞/平岡均之作曲
≪きたえる足≫ @ 片桐顕智作詩/成田為三作曲
≪星の世界≫ @ 川路柳虹 作詞/コンヴァース 作曲
≪冬の夜≫ @ 文部省唱歌
≪雪の降る街を≫ @ 内村直也作詞/中田喜直作曲
≪スキー≫ @ 時雨音羽作詞/平井康三郎作曲
≪ ≫ @は皆さんご一緒に
会場の皆さんの反応も良かった。最後は(予定通り)番外の、東くめ・滝廉太郎「お正月」で手拍子の裡に終わった。この時季のコンサートに当然の如く、キリスト教の讃美歌を期待した人には物足りなかったかもしれない。
終演後、≪落穂ひろひ≫、≪Amazing Grace≫、≪星の世界≫などについて数人の方からお尋ねがあった。当方がメインディッシュのつもりで演奏した≪言ひ伝へ≫、≪二つの「ペチカ」≫、≪大新宿区の歌≫は、それほど受けなかったのかも知れない。
少ない練習量に鑑み、上出来のコンサートだったと思う。進行を急いだため、1時間の予定のところ、44分で終わってしまった。お客さんの感想にもあったのだが、もう少し曲数を増やした方が良かった。一応用意はしていたのだが、何と無く遠慮したのは、我ながら不甲斐ないと反省。
≪さくらの会≫の活動はここで一区切り、暫く休業の予定であったところ、新春正月半ばの出演依頼があったらしい。未だ曖昧な状況だが、ロシア語の歌を期待されているらしい。実現すれば、久々に人前で得意の(?)ロシア歌謡をご披露出来る、と血が騒ぐ。