≪ロシア・ウクライナの愛唱歌を原語で歌う・らすぺふ≫(http://www.nana.or.jp/~k-matsu/)の臨時企画で、ロシア・ロマンス「ジグリ」の第1節をロシア語で歌う練習をしてきた。短い歌詞で、メロディーも割と単純なので、全体に覚えやすい歌だ。
最初、和訳詞で歌い、メロディーを覚えたのだが、三連音符で上昇する箇所で、発音との連動がやや厄介だった。
“川面霧立ち 野辺に流れて 連なる山は お ジグリーの峰よ”
“ツーラ3ナー・ル ヤマワーー”と歌うのだろうという結論になった。ロシア語でも同様に譜割りすると歌い易いようだ。
“川面霧立ち”の表現は、後出の“連なる山”の影響で、“川面切り立ち”と聞き間違えられる恐れがあるとの懸念から、(訳詞者名義団体に於いて)霧を霞に変えようとの動きも一時あったらしいと、講師の松本さんのお話であった。始めに歌詞を見ていた者としては、“切り立ち”は、思いもよらない発想だ。
なお、「ジグリ」の原語はЖигулиで、ジグーリ、ジグリー、ジグーリーと表記されることもある。
今日は「ともしび」(Огонёк、アガニョーク)の第1節もロシア語で歌った。初心者として教わるシミュレーションだった。