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Channel: 愛唱会きらくジャーナル
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無料コンサート三連荘~カウンター・テナー~ベルギー産

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三日連続のコンサート鑑賞。無料コンサート漁りの浅ましさに忸怩たる思いはあるが、与えられる機会は遠慮無く利用しよう。
 
1026日(月)18:30
聖なる歌声 ~ヨーロッパで絶大な人気貴公子カウンターテナーの夜~
ヨーロッパ最高峰で絶大な人気を誇るカウンターテナー歌手が初来日。ベルギー王国の貴族であり音楽一家育ちが放つクロスオーバーな楽曲が日本初上陸。

カウンターテナー:DominiqueCorbiau(ドミニック・コルビオ)

シンセサイザー:有橋淑和

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12曲(内3曲はキーボード・ソロ)、初っ端の Amarilli, mia bella は、何年も前、北国の某合唱団で教わったような気がする。他は初めて聴く曲ばかりだったが、某合唱団ではバロック歌曲など盛んに取り上げていたから、懐かしい気分で楽しむ事が出来た。
 
ドミニック・コルビオは長身の偉丈夫。それを更に強調するような長いガウンを羽織っての登場し、ファルセットで歌う。高音部はソプラノ(女声)のように聞こえるが、低音部では男声(あるいはアルト)にしか聞こえない。
 
仕草が女性っぽく見えたのは、偏見の為せる業か。カウンターテナーを標榜する日本人歌手も結構いるが、当方の趣味基準からすると、言わばゲテモノに属する。それをわざわざ聴きに行ったのは、売り込み文句に引っ掛かったものである。一度は本場モノを聴いておいて損は無いだろうと。
 
ファルセットだから声量に制約があるのだろう、マイクを使用していた。また、楽譜を見ながら歌っていた。このあたりは、一般のクラシック演奏会とは趣が違う。
 
違うと言えば、会場に駐日ベルギー大使閣下が見えていることをコルビオさんが紹介していた。通訳さんの説明によれば、日本とベルギーの国交百五十年に当たる明2016年のプレイヴェントとの為にこの度コルビオさんは来日したのだそうだ。つまり、ベルギー政府の息の掛ったコンサートだったのだ。
 

盛大な拍手に応えてのアンコール曲は、プログラム2曲目のPur dicesti,o bocca bella だった。親しみ易いメロディーで、カンツォーネ風に歌い栄えする曲だ。Bravo!を一声献呈しておいた。かなり多くの声が和していたのは、サクラもいたのかな。

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