今日も無料コンサートを楽しんで来た:
姉妹都市カイザースラウテルン市との文化交流 クラシック名曲サロン in Bunkyo
~ピアノ、ヴァイオリン、パーカッションによる~
10月25日(日曜日) 午後1時から午後4時まで シビックホール 小ホール
ピアノ…………………祥子=古畑ケルスティング(カイザースラウテルン市在住)
ピアノ…………………水野ゆみ(文京区在住)
ヴァイオリン… ………コネリア・マフレツ(カイザースラウテルン市在住)
パーカッション… ……アンドレアス・ツィムノル(カイザースラウテルン市在住)
[曲目]
《祥子=古畑ケルスティング/ピアノ》
ベートーヴェン : ピアノソナタ 第14番 「月光」
シューマン : 幻想曲 ハ長調 Op.17
ショパン: ノクターン第20番嬰ハ短調「遺作」
ショパン : 幻想即興曲
シューマン:子供の情景 7.トロイメライ
《コネリア・マクレツ/ヴァイオリン 水野ゆみ/ピアノ》
ブラームス:「 F.A.E.ソナタ」より第3楽章“スケルツォ”
バッハ : 無伴奏パルティータ第3番
ベートーヴェン : ロマンス第1番
ブラームス : ハンガリー舞曲第1番
《アンドレアス・ツィムノル/パーカッション》
マティアス・シュミット : ガーナイア
デビット・フリードマン : ウィンド
オイゲン・ノボトニー: ア・ミニッツ・オブ・ニュース
安倍圭子:桜の幻想
クルツ・エンゲル:ふたつのシンバルの曲
ラグタイム
グスタフ・ペーター: ツイルクス・レンツ
出演の皆さん、触れ込み通りの実力者揃いで、お見事でした。ヴェテランのピアニストお二人は言うに及ばず、ヴァイオリンのコネリア・マフレツとパーカッションのアンドレアス・ツィムノルが、プロフィールによれば、共に19歳という若さで、彼女はオーソドックスなクラシック派の端正な演奏で、彼はショウマンシップ溢れる愉快な妙技で、喝采を博した。
当方、素人ながら感心したのは、ピアニッシモがちゃんと最後部の席まで届いたという事だ。プロの演奏家ならそれくらいは当たり前だと言われるかもしれないが、やはり感心する。
ただ艶消しなのは、客席の無神経な咳払いやお喋りだ。不注意に所持品を床に落とし、ホールじゅうに音を響かせる人もいる。自治体の無料行事だから、そのような人たちが特に多く集まるのかも知れない。贅沢言ってはいけないかも知れないが、遠路遥々ドイツからやって来た演奏家には申し訳ない。これに懲りず、今後も続けて欲しいコンサートだ。