I 鉄道という異物
1 しょんがいな(しょんがえ節)……1872年頃
2 開化気楽謡……1873年頃
3 ひやひや節……1885~86年頃
4 レールエ節(詞・土谷金太郎)……1896年頃
5 当世流行えんかいな節……1898~99年頃
II 鉄道の旅
6 戒青年(欣舞節)(詞・横江鉄石)……1891~92年頃
7 東北漫遊(愉快節)(詞・酔郷学人)……1895~97年頃
8 汽車の旅(欣舞節)(詞・横江鉄石)……1897年
9 鉄道唱歌(東海道編)(詞・大和田建樹/曲・多梅稚)……1900年
10 汽車(曲・大和田愛羅/文部省唱歌)……1912年
11 松の声(女学生堕落の歌)(詞/曲・神長瞭月)……1907年
12 あゝ踏切番(詞/曲・添田啞蟬坊)……1918年
引き込み線(1) 鉄路のサンバ~奥中山の三重連
III 都市を行く電車
13 スカラーソング(詞・神長瞭月/曲・滝廉太郎)……1909年頃
14 電車問題市民と会社(詞・不知山人/曲・のむき山人)……1906年
15 電車唱歌(詞・石原和三郎/曲・田村虎蔵)……1905年
16 電車(詞・葛原𦱳/曲・小松耕輔)……1916年
17 東京節(詞・添田さつき/曲・「ジョージア・マーチ」)……1919年
18 復興節(詞・添田さつき/曲・添田さつき)……1923年
19 東京行進曲(詞・西条八十/曲・中山晋平/歌・佐藤千夜子)……1929年
20 グッド・バイ(詞・佐藤義美/曲・河村光陽)……1937年
引き込み線(2) シッタンガラガラ~沖縄のケービン
IV 戦争と鉄道
21 日本陸軍(詞・大和田建樹/曲・深沢登代吉)……1904年
22 鴨緑江節(詞・岡田三面子/伝承曲)……1920年
23 北はアムール(詞・村田豊次/曲・太田畔三郎)……1937年
24 大陸列車(詞・吉田碌務/曲・陸奥明/歌・塩まさる)……1940年
25 軍国の母(詞・島田磬也/曲・古賀政男/歌・美ち奴)……1937年
26 兵隊さんの汽車(詞・富原薫/曲・草川信)……1940年
27 海の底さへ汽車は行く(詞・坂本正雄/曲・大久保徳二郎/歌・東海林太郎ほか)……1943年
引き込み線(3) センチメンタルな旅と比島決戦
本書によれば、葛原・小松・梁田の3名は、その頃、共同作業で唱歌集を編んでいたということだ。