昨日帰宅の途次、ふと思い出したことがあり、三田線の春日駅で途中下車し、シビックセンターに入ったところ、地下2階の広場でオーケストラが今にも演奏を始めようという場面に出くわした。これは幸運と、本来の用事を後回しに、着席した。
東京ジュニアオーケストラという団体のミニコンサートだった。司会によれば、当日は中1から大1までのメンバーが参加しているとのことであった。直ぐに始まった演奏のプログラムは次の通り:
モーツァルト 弦楽八重奏曲 K136 第1,3楽章
鏡カノン (ヴァイオリン・フルート二重奏)
≪魔笛≫から 鳥刺し
何と言う美しい絵姿
ハイドン トランペット三重奏曲
ディズニー名曲メドレー(?)
シンプソン トランペット四重奏曲(?)
最初の「弦楽八重奏曲」は心地よかった。他はやや迫力に欠けた。「鏡カノン」なる曲の存在は知っていたが、聴くのは初めてだった。“鏡”の正確な意味も知らなかった。二人の奏者が向かい合って、一つの楽譜をそれぞれの方向から読んで演奏するのだそうだ。つまり、一人は楽譜を逆さまに読むのだそうだ。とうことは、一方の曲の初めが、他方の末尾になっているのか。
このミニコンサートは、NPO法人の連合団体が一般向けの広報宣伝のために催したイヴェントの一環であった。つまり、このオーケストラへの金銭的な支援とメンバー募集を呼び掛けるものであった。我が≪愛唱会≫が公衆に支援をお願いするなど想像だに出来ない。