先だって「東京唱歌」を話題にした。
東京唱歌 東京市制定(歌詞公募・選定) 明治40年 作曲:岡野貞一
東京市歌 大正15年制定、高田 耕甫 作歌、山田 耕作 作曲
(私製)東京唱歌 武島又次郎(羽衣)・小山作之助、明治33年
他にも明治時代に「東京唱歌」があったらしいと推察され、東京市は「市歌」と共に「東京市童謡」も制定している。
これ等を未だ網羅、整理し切れない段階で、思わぬ所から別の「東京唱歌」が現れた。何と、己が過去に収集した歴史的音源の中に鎮座していたのだ:
東京唱歌(市民歌)
長田 幹彦[作詞]
橋本 国彦[作曲]
橋本 国彦[編曲]
平井 英子[歌唱] 日本ビクター管弦楽団[伴奏] 1934-01
聞いてみると、短調、軍国歌謡調で、しかも伝統的な俗謡調も取り入れられており、橋本國彦の作品としては、かなり風変わりのように思われる。この歌が一般的な商業生産になるものなのかどうかなど、これから調べて見たい。
それにしても、話題にしていた際に全く思い出さなかったとは、立派なボケ振りだ。