「東京市歌」の関連で手配していた「大東京通鑑」(保險銀行日報社 1934 大東京通鑑刊行会)を手にする事が出来た。「東京市歌」に加えて「大東京市歌」なるものの歌詞が掲載されていた。これには楽譜も作詞・作曲者名も付随していない。
ネット検索した結果、梯道雄作歌、船橋栄吉作曲と判明した(北垣恭次郎著:国史美談. 現代史巻2(実業之日本社 昭13)p.107、コトバンク> 20世紀日本人名事典等による)。肝腎の楽譜は未見だが、作曲者の船橋栄吉は「牧場の朝」(1932年)で有名だ。
“生年 明治22(1889)年12月15日 出生地 兵庫県 没年 昭和7(1932)年12月22日”とあり、しかも、「大東京市歌」もウィキペディアによれば“東京市が周辺の町村編入により15区から35区へ市域を拡大したことを記念し、東京日日新聞が東京市の協賛を得て選定した記念歌”だから、華々しい最後という印象だ。弱冠43歳だったのか。
これ以上詳しいことは、「東京日日新聞」紙上の発表記事を探索するしか無さそうだ。マイクロフィルムは苦手だ。先送りしよう。