次のような新聞記事が目に付いた:
ラトビアの初夏 日本経済新聞 2015/7/13夕刊
それまで続いた激しい夕立が嘘のように収まった野外音楽堂のステージに、日本の所沢フィーニュ少年少女合唱団を含む世界73カ国480の合唱団約2万人が登壇して、世界合唱祭が始まった。~~~2014年度「欧州文化首都」の一つであるラトビアの首都リガを訪問した時のことである。~
ラトヴィアを含むバルト3国が合唱王国と称されることは聞いていたから、興味深く読んだ。EUでは各国が文化首都を持ち回り、盛大に文化行事を開催しているとは知らなかった。大規模な世界合唱祭があり、日本からも誰かが参加していたことも勿論知らなかった。
世間の事情に少し詳しくなれて嬉しいことだが、“約2万人が登壇”したという記述に引っ掛かった。登壇したからには皆さんで歌うに違いない。一つの合唱に聞こえるのだろうか。ステージはどれ程の広さなのだろうか。
窮屈さを感じる事無く歌える広さを想像すると、約1万㎡が必要だとして、100mx100mとか、50mx200mとか、、、。重なる筈の声が0.7秒ほどの時間幅に分布して届いても、あまり支障はないのかな。残響やうねりのような感じで、意外に心地よいかも知れない。一度聞いてみたいものだ。
この大文化祭の主催者の公式ウェブサイトが残されていたので、関係ありそうな情報をピックアップしてみた:
15,000 Choir Singers in a concert in Mežaparks
TheWorld Choir Games’ largest concert will be on the Mežaparks Open-Air Stage at 9p.m. on Sunday, the 13th of July, where 10,000 Latvian singers will be joinedby 5,000 choir singers from around the world.
TheWorld Choir Games is the largest choir music festival in the world, which thisyear brings 460 choirs from 73 countries on five continents, or a total of27,000 choir singers, to Riga. (Rīga2014)
前期新聞記事に対応するのかどうか判らないが、“最大のコンサート”が合唱者1.5万人の予定であると述べている。世界73箇国から460の合唱団、2.7万人が参加するとも述べている。国数は73で一致しているが、団数が480と460で、実績が予定を上回ったにしては、差があり過ぎるような、、、。