2020年東京五輪・パラリンピックの大会組織委員会の会長に就任する森元首相は、18日のテレビ東京の番組で、小泉元首相が訴えている「原発即時ゼロ」について、「6年先の五輪のためにはもっと電気が必要だ。今から(原発)ゼロなら、五輪を返上するしかなくなる。世界に対して迷惑をかける」と批判した。”
さすがキングメーカーと称えられた人だ、良いことを言う。“五輪を開催しなければ電力の不足も無い”つまり“五輪を開催するから電力の不足が生ずる”と告白しているようなものだから。
“原発ゼロで五輪返上”が国民にとってベストの選択だと解っているみたいだ。五輪組織委員会の会長が「原発を廃止して電力が不足しますので、五輪は開催できなくなりました。」とIOCに電報を打つだけで済む。
東京と張り合っていた開催候補地の皆さんからも喜ばれる。喜ばないのは、国内の土建業界か。旅行観光業界も少しがっかりするだろう。競技に参加できそうな人たちには喜ばれるかもしれない。海外遠征できる訳だから。
長い目で見れば、地球環境の保全を優先した賢明な選択として歴史の続く限り、英断と称えられ、感謝されるだろう。