先週、北国へ出張の飛行機内で、≪こどものうた≫のオーディオ・プログラムを聴いていたら、懐かしいメロディーが鳴り始めた。と思ったら直ぐに梯子を外された。
「お山の杉の子」(作詞・吉田テフ子、作曲・佐々木すぐる)のメロディーに載せて歌い出されたのは、「みずあそび」という歌だった。調べてみると、作詞・東クメ、作曲・滝廉太郎となっている。
みずをたくさん くんできて みずでっぽうで あそびましょう
一 二 三 四(いち に さん し) しゅっ しゅっ しゅっ
「お山の杉の子」の歌詞2番は、“一 二 三 四 五 六 七 八日 九日 十日たち”と始まるが、読みは“ひい ふう みい よお ~”で、「みずあそび」とは違えてある。
楽譜を比べて見ると、「みずあそび」はト長調2/4拍子、「お山の杉の子」はヘ長調2/4拍子で、出だし5小節が同じメロディーで平行する。リズムは、歌詞の字数の差に応じて調整されている。
それにしても、「みずあそび」が明治時代の歌だとは驚きだ。詞曲とも、全く古さを感じさせない。