北国のロビーコンサートに行って来た。梅雨入りを目前に控えて曇りがちながら降りもせず、暑過ぎもせず、ほどほどの天候に恵まれた。病院に隣接する生涯学習施設で約1時間のリハーサルの後、本番に臨んだ。
お客さんは30~40名ほどで、このシリーズとしては平均的な入りだ。従来は開演前に院内放送で案内してくれたのだが、今回はそれは無かったことを思えば、よく集まったものだと言える。加えて、ロビー周辺に居合わせた少なからぬ人たちが聴いていた筈だから、椅子席のすき間は余り気にせずともよいだろう。
秋 田 赤 十 字 病 院 第211回 ロ ビ ー ・ コ ン サ ー ト
♪~ 歌 い ま し ょ う ~♩~♩~
イショウドウゲン 医 唱 同 源 6 ~♪
2015年 6月26日(金) 午後 3時~
出 演 さ く ら の 会
< ピ ク ニ ッ ク > 萩原英一訳詞・イギリス民謡
< ほ ろ ほ ろ と > 伝 行基(玉葉和歌集)・成田為三 作曲
< か き つ ば た > 北原白秋 作詞・多田武彦作曲
< ね む の 木 の 子 守 歌 > 美智子皇后陛下作詞・山本正美作曲
< ア カ シ ヤ の 花 > 松坂直美作詞・橋本國彦作曲
< 月 の 砂 漠 > 加藤まさを作詞・佐々木すぐる作曲
< お ゝ 牧 場 は 緑 > 中田羽後 訳詞・ボヘミア民謡
< 山 の ロ ザ リ ア > 丘灯至夫作詞・ロシア舞曲
< ラ・ノヴィア > J.プリエート 作詞作曲・あらかわひろし 訳詞
ヴァイオリン演奏 < 星 に 願 い を >
< 見 上 げ て ご ら ん 夜 の 星 を >
< 上 を 向 い て 歩 こ う > 永六輔作詞・中村八大作曲
< き た え る 足 > 片桐顕智(あきのり) 作詞・成田為三作曲
お人好し(?)の当管理人が司会を押し付けられて、冷や汗掻きながら、何とか五十分ばかりのプログラムを遂行する事が出来た。真面目くさった話ばかりで、誰も、一度も笑わない当方より、美人さんが司会をした方が、皆さん喜ぶし、盛り上がるだろうと思うのだが、何故か引き受け手が無い。
ヴァイオリン演奏は、当初、プロ自称の人を予定していたが、三日前になって体調不良で出演できないとの連絡があった。既に地元紙に案内広告を出してしまった後だったので、困惑したが、指揮兼ピアノ伴奏の先生が奔走して代役を確保してくれて、穴を開けずに済んだ。
アマチュアの方だったが、経験豊富で、無難に演奏して頂き、有難かった。合唱一色だと、どうしても飽きられやすいので、今回思い切って楽器演奏を組み込んだもので、やはり好評だった。今後は、このスタイルを定着させたい。
いつものことで、練習では問題無く歌っているところを、本番でトチルということがある。あがっているわけでもない(と思っている)ので不思議なのだが、実は緊張していることが響くのかもしれない。疲れもあるだろう。
当初無伴奏を予定していた< か き つ ば た >と< 上 を 向 い て 歩 こ う>は、結局、不安になった先生がピアノをさり気無く弾いた。
プログラムは、まとまりの無い、雑多な混成のように見える。実際、ランダムに寄せ集めたものだったが、結果的には、≪歩く≫がテーマであるように説明できる形になった。“歩く”ことで健康を維持、増進し、次回のコンサートで再会することを呼び掛けて司会の締めとした。
病院側の開演案内で、第211回目のコンサートと紹介された。事前の打ち合わせでは第210回とのことだった。途中で別のコンサートが割り込んだのかな。それとも、数え間違いなど単純な錯誤だったのかな。
この数字が素数であるような気がしたので、検索したところ、“13番目の8n+3型の素数であり、この類の素数はx2+2y2と表せるが、211=72+2×92である。211= 67 + 71 + 73 と連続する3つの素数の和として表せる。”などと説明されていた(ウィキペディア)。