少し前、渋谷でハチ公関係の資料の展示があるとの新聞記事を目にし、以来気になっていた。今月限りとのことなので、今日電車・バスを乗り継いで見てきた:
(区立)白根記念渋谷区郷土博物館・文学館 新収蔵資料展 ハチ公関係資料
ハチ公没後八十年記念(上野博士没後九十年記念) 4月18日(土)-5月31日(日)
主に平成26年度中に収集した資料、ハチ公没後80年・飼い主である上野英三郎博士没後90年にちなんだ関連資料、東京オリンピック関連資料、発掘出土資料などを展示します。
初めて足を踏み入れる地区だったが、全く無駄なく真っ直ぐに目的の施設に到達できた。運が良かったのか、勘が良いのか。小振りの建物で、同年輩と思しき老人が受付をしていた。
入館すると直ぐ先に展示スペースがあり、型通り記念品、古文書や情報整理資料がガラスケース内に収められている。当方の主たる関心は、“ハチ公の歌”であるが、古いレコードが一枚陳列されているだけで、楽譜などは見当たらなかった。
そのうち、何やら古い音源の再生されているのに気が付いた。部屋の片隅のデスクトップPCのモニターらしきものから聞こえていた。館内の雑音に掻き消されそうな音量だった。密着して聴き入って、“ハチ公の歌”2種と記録映画か何かの音声であると判った。
歌のメロディーは採譜可能だが、歌詞は聴き取り困難であった。ヴォイスレコーダに取り込んだので、いずれ整理してみよう。
蛇足だが、「東大ハチ公物語」なる新刊書の編著者である一ノ瀬正樹氏が、“二〇一五年が「ハチ没後ハチ十年」”という面白い語呂合わせを紹介してくれている(UP、Number 511, May 2015, p.3)。