弘法大師空海が高野山に密教道場を開いて今年は1200年に当たると言う。高野山真言宗総本山金剛峯寺のHPトップに《高野山開創一二〇〇年》とある。ウィキペディアによれば、“空海が嵯峨天皇から高野山の地を賜ったのは弘仁7年(816年)のこと”であるから、1200年目に当たると言うのが正確なのだろう。
先日取り上げた《山田耕筰全集. 第7(第一法規出版/1966)》(平和を讃える三つの歌~あめつちに~あめつちの 2015/4/22(水))に「弘法大師讃仰歌」が載っていた。この歌の出版は1934年となっている。
例によって数字が気になって調べて見たら、1934(昭和9)年は“弘法大師千百年御遠忌”だったのだ。彼の生没データは、宝亀5年(774年)- 承和2年3月21日(旧暦)(835年4月22日))となっているから、没1100年目だった。今年2015年は、今風に言えば“弘法大師没後1180年”なのだ。
という訳で、今年は「弘法大師讃仰歌」も歌ってみたくなった。曲だけでなく、詞も山田耕筰が作ったのだろうか。曲は平易で歌い易い。